刻限中心編・明治二十一年


おさしづは宝  刻限中心編・明治二十一年

明治二十一年四月十七日 夜九時
刻限
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さあ/\一寸刻限話、何時どういう道に成ると分からん。急がしいてならん。さあさあ身拵え出けた。いつからや、何時や分からん。さあ多くの人が要る。あちらもこちらも手が何人要る。さあ十分の道運んである。言う処をやと備えを立てゝ置け。今度は珍し道やで。これまでふでさきにも付けてある。それを眺めて置け。ちゃんと身体を据えて置け。目配りせにゃならん。又それ/\へ一寸話もして置け。いつとは分からん。これまで秋を合図と言うてある。十分運び出来てある。こんな忙しい、世界も忙し年に、一度忙し刻限、皆それ/\へ合図立て合い、刻限それ/\へも伝えて教えて置け。
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さあ/\一寸刻限話、何時どういう道に成ると分からん。急がしいてならん。さあさあ身拵え出けた。いつからや、何時や分からん。さあ多くの人が要る。あちらもこちらも手が何人要る。

(さあ/\今のこの道は、欲とほこりにまみれた.人間の仕業によって潰滅寸前まで追い込まれてしまった世界中を速やかと救ける為に、明らか鮮やかな世界救けの道〈本道〉を創め掛けるという事を知らす為の仮の道であるが、そんな世界を救ける為には、神の話を速やかに聞き分ける事が出来ない濁り心を一掃し、素直に神に付いて来るきれいな心だけを残して、末代までも神の思惑通りの道を連れて通すという神一条の道に改めるより他は無く、それを世界に承知させるには、それが事実である事を証明する為の善悪のひながたを多く拵えなければならないのやから、皆々の道に尽くした理を大きく受け取って皆末代の理に定めてしまわなければならないという一寸やそっとではない刻限話を軽くするなら、皆々の大切な先々の道が何時どういう道に成るとも分からんのやで。
今のこの短い仮の道の間に尽くし運んだ理によって、それぞれの末代の運命が定まってしまうというのやから、後で後悔しないように運ぼうとするなら、急がしいてならんという事に成る筈やで。
さあさあそれだけの理を速やかに聞き分けて神の思惑通りの道を十分に運ぶなら、しっかりとした身拵えが出けたという事になるのや。
今までの道に尽くした理によって、何もかも末代の理に定まってしまうのは何時からやと思うであろうが、たとえそれが容易に信じられないような事であったとしても、何処までも神を信じて神に付いて来るきれいな心だけを残して澄み切った神の世界を拵える為に、何時やら分からん事になって居るのやで。
さあ、多くの者をそのようなきれいな心に改める為には、多くの救け人衆が要るのや。
その日が来ればあちらもこちらも手が足らんという事に成るのであって、何もかも捨てて、命懸けで神の思惑通りの道を運ぼうとする真実誠の用木が何人も要るのやで。)

さあ十分の道運んである。言う処をやと備えを立てゝ置け。今度は珍し道やで。これまでふでさきにも付けてある。それを眺めて置け。ちゃんと身体を据えて置け。目配りせにゃならん。又それ/\へ一寸話もして置け。

(さあ皆々が運ぶべき十分の道は、五十年もの長い年限を掛けて教祖が運んであるやろ。
誰もが皆、長い年限の間に積み重ねて来た山のような残念の理〈長い年限の間、大難小難の理によって救けてやろうとされる親神様の守護を喜んで受け取る事が出来ず、親神様の思惑に背き続けて来た大きな親不孝の理であるから、その山のような悪因縁が働いて親神様の邪魔をし、私達人間の存在を脅かして居る〉をすっきりと払って貰う為のひながたの道を、自ら求めて運ぼうとしなければ救ける手立ては無く、誰も皆人として生き永らえる事は出来ないのであるが、それが出来ないと言うなら、元々からひながたの道は要らんものや、と、神が言おうとする処を素直に悟り取って、をやの後を慕わせて頂きたいと願い出て胸の掃除の道を運ばせて貰い、運命の分かれ道となるその日の為の、しっかりとした備えを立てゝ置けと言うのや。
今度創まる新しい神の道は、神の思惑から外れた者は誰も通れないという珍しい道やで。
その日が来れば明らか鮮やかな神一条の道に改めるという事は、これまでの処のふでさきにも付けてあるであろう。
何が何でも神に付いて行こうとする誠が無ければ、誰も皆人として生き永らえる事も出来ないという事が分かるなら、それをよく眺めて置け。
どんな中も守り通して貰えるような澄み切った真実を定めて、神の思惑通りの天然自然の道を連れて通して貰い、ちゃんとした身体を据えて置けと言うのや。
その為には、どんな事も神の思惑から外れないようと色々目配りもせにゃならんのやで。
又それ/\へも、この道は一寸やそっとではない心試しの道であって、末代迄も連れて通す事が出来るかどうかを表す為の、容赦無き振るい落としの道であるという話もして置け。)

いつとは分からん。これまで秋を合図と言うてある。十分運び出来てある。こんな忙しい、世界も忙し年に、一度忙し刻限、皆それ/\へ合図立て合い、刻限それ/\へも伝えて教えて置け。

(それだけの、のっぴきならない神一条の道が創まるのは何時とは分からんで。
これまでも、秋〈秋は実りの秋であり、神様が真実込めて育てて下さる道の台が、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くさせて頂きたいと願い出た事によって、心通りの道を実現して下さる為の試練の道を与えて下さるが、その中を満足たんのう貫いた二十年の年限の治まりの理が比類なき誠の精神の実証となり、それを神様が受け取って下さって、心通りの世界救けの道を実現させるべく勇み出て下さる、という、世界中の善き心が待ちに待った理であるから、真の実りの秋となる〉を合図に創め掛けると言うてあるのや。
それだけの十分な運びが、あともう少しという処まで出来てあるのやで。
残りわずかな年限の間に皆々の末代の運命が定まってしまうと言うのであって、こんなにも忙しい時間限定〈刻限〉の道であるから、一分一秒を惜しんで神の思惑通りの道を運ばなければならないのではないかと皆々に問い掛け、世界にも同じような結構な道を通させてやる為の真実誠のひながたと成って尽くすべき時間は、もう幾らも残って居ないという忙しい年限に差し迫った事を自覚させようとして、二度と取り直す事の出来ない一度限りの忙しい刻限の理によって全てを明らかにしながら、皆々それ/\へも、合図立て合い〈実りの秋を合図に神様が世界救けの道を創め掛けて下さるが、その為の道具とする為に、生まれ変わり生まれ変わりをさせ、苦労艱難の中から育てゝ来られた二人の子供《秀司、こかん》の処から実らせて下さる〉によって治まる道であるという事を伝えると同時に、このような真実誠の刻限の理を軽くすれば、自分自身の末代の運命が何時どういう事になってしまうか分からんという事を皆々それ/\へも伝えてやり、油断をして神を軽くするような者が、末永く人として生きられるような道では無いという事もよく教えて置けと言うのや。)




明治二十一年八月二日 午後五時
刻限御話
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さあ/\/\余の儀外の儀でないで。さあ/\万事一つの事情改める。これしっかり聞き分け。さあ/\日限の刻限、さあ/\日々の扱い何かの処扱い、さあ/\事情によって尋ねるによって、日々の刻限によって一つ改める。さあ/\事情すっきりと幾人ある中、深きの理を治めよ。さあ/\尋ね一条から知らさにゃならん。さあ/\一つの事は、さあ/\日々に替わる、何名入り替わる。一寸出越し居る。一手に筆に書き取って、日々の処不都合の事ある。さあ/\互い/\契り結んだ理を以て深き理運ぶ。これまでは日々の運ぶ事、めん/\一名一人あちらから頼む、又あちらで話合うて、一寸一日の処を幾人、それ/\事情あって、今日はめん/\の処は何名幾人幾名と、それよりも深き処の事以て運ぶ。又それ一寸一つの事情なれば、まあ/\めん/\一人だけの事情なれば、めん/\深き身の内の悩む事情、さあ/\事情という話、一つの理、事情これ聞いて置け。又めん/\縁談これ一つの事情、めん/\聞かしてある。又一つ普請、又一つ先々の事情を渡すには、一度二度三度先ず渡すには、又一つには伺い一つ、密そかに/\。一日の日に渡す者もある。又一つにはこうのうというは渡す事情、又々多くの中の事情は又変わる。ざわざわした中ではならん。静かに/\。さあ/\取次一人でしっかり分かる。又一つには取次一つ、又一名一つしっかりと。さあ/\深きの事情と言えば、先に説いて世界はたすけ一条。さあ/\尋ね一条の理は一人で日々の処、さあ/\十分の理を諭して洗い取りてから。事情あらば通さんとは言わん。
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さあ/\/\余の儀外の儀でないで。さあ/\万事一つの事情改める。これしっかり聞き分け。さあ/\日限の刻限、さあ/\日々の扱い何かの処扱い、さあ/\事情によって尋ねるによって、日々の刻限によって一つ改める。

(さあ/\/\余の儀外の儀でないで〈無知で心の濁り切った私達人間の行動によって壊滅寸前まで追い込まれてしまった世界中を速やかと救ける為に、神様が新しく定めて下さった天の道理を諭して下さるばかりであって、それ以外の他の話をするのではないと教えられる〉。
さあ/\これから先は万事一つの事情〈これから先は、どんな事も神様の思惑通りに運ぼうとしなければ誰も皆人として生き永らえる事も出来ないという一つの事情〉に改めるのやで。
又これもしっかりと聞き分けるが善い。
さあ/\速やかに世界一列を救けたいばかりの真実誠の神の思惑というものは、日限の刻限の理〈今のこの短い仮の道の間に尽くし運んだ理によって私達の末代の運命が定まってしまうという時間限定の理を諭して下さるのが刻限の理であって、そのような重大な神様の話を、聞いたその場で我が理として心に治めて実践しようとするなら、結構な先々の理が治まると共に、それを実現する為の天然自然順序の理も定まるが、人間に取ってはそれがとても難しい事であるから、遅くともその日の内に聞き分けて治めようとするなら治まる、というように、少しでも通りやすいよう改めて下さる日限の刻限の理〉によって現わして居るのであって、さあ/\そのような真実誠の神のさしづに対する日々の扱い方や、何かの処の心の扱い方通りにそれぞれの末代の運命が定まるという道であり、さあ/\これまでの処で、大難小難の理を用いて救けようとする真実誠の神の守護を喜んで受け取れなかった大きな残念の理を、一つ一つ晴らしてやろうとする為の色々な困難な事情を尋ねるにより、明らか鮮やかな日々の刻限の理によって一つ一つ改めてやると言うのやで。)

さあ/\事情すっきりと幾人ある中、深きの理を治めよ。さあ/\尋ね一条から知らさにゃならん。さあ/\一つの事は、さあ/\日々に替わる、何名入り替わる。一寸出越し居る。一手に筆に書き取って、日々の処不都合の事ある。

(さあ/\本来なら通るに通れない処を、速やかに刻限の理を聞き分けようとする誠の事情によってすっきりと治まった者が幾人もある中で、もっともっと神の思惑に沿う誠の道を運ぼうとするなら、尚一層の深きの理を治めるが善いと言うのやで。
さあ/\末代までもその身を守り抜く深き理をしっかりと心に治める為には、どんな事も神の思惑通りに運ばせて貰おうと定めて神の思惑を尋ねる処の、真実誠の尋ね一条の道の中から知らさにゃならんのやで。
さあ/\このまま行けば多くの者が人として生き永らえる事も出来ないという一つの厄介事は、さあ/\これから先はどんな事も神の思惑通りの道を運ばせて貰おうと定めた日々の理によって替わるのであって、そのような澄み切った心定め一つで何名でも運命が入り替わるのやで。
又教え通りの道を日々運んで居るつもりでも、一寸やそっとには解決出来ない困難な事情が続くという事は、その原因を自ら出越して居るからやで。〈神様のたった一つの救けの理である処の大難小難の理を働かせた一時の苦しみの道を喜んで運ぶ事が出来ない残念な事情が有れば、心通りの不足の理が働くから根本的に救けて頂く事が出来ない。どうでもこうでも救けてやりたいばかりの親神様に置かれては、成すすべも無い切なみの理であり、年限が経てば経つ程、成人すればする程大きな障壁となって重く身に伸し掛かって来る。どんな苦しみの道も喜んで運ぶ事が出来ない残念な心を改めるには、最後にはその身を以て果たすより他は無いが、一日も早くそれに気付いて、世界中を狂わせ続ける最悪の親不孝の理を、いち早く改めさせて頂く事が私達のつとめである〉
このようにして、この世治まる真実の理を一手に筆に書き取って居るが、どのような事も喜んで神の思惑に従おうとする誠の心が定まらない限りは、日々の処は不都合の事ばかりであるのや。)

さあ/\互い/\契り結んだ理を以て深き理運ぶ。これまでは日々の運ぶ事、めん/\一名一人あちらから頼む、又あちらで話合うて、一寸一日の処を幾人、それ/\事情あって、今日はめん/\の処は何名幾人幾名と、それよりも深き処の事以て運ぶ。

(さあ/\互い/\に皆、これからはどんな事も神様の思惑通りに運ばせて頂こうという、固い契りを結んだ理を以て深き理を運ぶという事に成るのやで。
これまでの処では、多くの者が深き理を持って日々の道を運ぶという事は余り見当たらなかったが、そんな中でも、めん/\から、例え一名一人でも神様の思惑通りの道を運ばせて頂けないでしょうかと、あちらこちらから頼む理によって真実誠の神一条の道を運ばせて来たのであり、又あちらこちらで話合うて、一寸やそっとではない真実を定めた一日の処を幾人が運ぶというような処もあったが、何れにせよ、それ/\が自ら求めて出る誠の事情があってこそ真実誠の神の道を始め掛けてやろうという道であり、又そのような澄み切った道によって世界が治まる処というは、今日はめん/\の処は何名幾人幾名というような多くの者が澄み切った真実を定めて出て来て、それよりも深き処の事〈世界救けの為の真実誠の道の台となるような誠の理〉を以て運ぶというような澄み切った理を受け取って、神が世界救けの為に勇み出るというのが本来の道の順序やで。)

又それ一寸一つの事情なれば、まあ/\めん/\一人だけの事情なれば、めん/\深き身の内の悩む事情、さあ/\事情という話、一つの理、事情これ聞いて置け。

(又それだけの一寸した一つの事情が速やかに治まるなれば何も言う事はないが、それが容易に出来ない難しい事であるから、まあ/\の神一条の道を運ぼうとする処の、めん/\の内の一人だけの事情を受け取って神が世界救けの為に勇み出てやろうとするなれば、めん/\の深き身の内の悩む事情も皆世界救けの為に尽くす理となるのであって、さあ/\その中を満足たんのう貫く誠の事情を受け取って、明らか鮮やかな世界救けの道を創め掛けてやろうという話であり、又そのような誠の道を善きひながたとして世界中に写し出し、同じ一胎一種から産まれ出した世界中は皆同じ実の兄弟であり、同じ兄弟なら皆々同じ道を通らなければならないという兄弟一つの理を働かせて、世界中に同じ道を通させてやろうというのが実現可能な世界救けの事情であるが、これだけの一つの道であるという事をしっかり聞いて置けと言うのや。

又めん/\縁談これ一つの事情、めん/\聞かしてある。又一つ普請、又一つ先々の事情を渡すには、
一度二度三度先ず渡すには、又一つには伺い一つ、密そかに/\。一日の日に渡す者もある。又一つにはこうのうというは渡す事情、又々多くの中の事情は又変わる。ざわざわした中ではならん。静かに/\。

又めん/\の縁談というものは、神の思惑に沿って道の為世界の為に尽くそうとする誠一つが治まれば生涯ちゃんと定まりたるものであるから、余計な事は案じないようにして、これだけの一つの事情を治めるが善いと皆めん/\に聞かしてあるのや。
又一つの重大な理の普請に付いて言うなら、今の道は仮の道であって、広くて大きな世界救けの道を拵える為の真実誠の種蒔きの時旬であるから、その為の不自由第一の仮屋普請の理が第一であると伝えて居るが、そのような神の話を聞き分けて運ぶ事によって又一つの結構な先々の事情を渡す為には、神の話を一度二度三度迄聞く内に、先ず第一に神の話を聞き分けて治めようとしなければ治まらないと言うのであるが、何故かと言えば、結構な先々の理を渡す為には、真実誠の神の守護を無条件〈無傷〉で受け取ろうとする澄み切った理がなければならないからやで。又一つには真剣な伺い一つの事情によって真実誠の神の思惑を身に染みて受け取らなければならないのであるが、そのような心を受け取って神が与える天然自然の道の中を、出来るだけ密かに/\心を治めて満足たんのう貫く理によって大きく理が育つのやで。
又これまでの道に尽くしたこうのうの理によって、一日の日〈これからはどのような事も神様の思惑通りに努めさせて頂こうという澄み切った真実の定まった日〉に渡す者もあるのや。
又一つには、こうのうというは、世界救けの為の真実誠の道の台と成るほどの誠を尽くした理に渡す不思議な事情であるが、又々多くの中の際立った真実誠の事情というは、又一段と際立った不思議な守護の理に変わるのやで。
なれど、ざわざわした中〈人間の勝手な理ばかりを持ち出して運んだ中〉ではどうもならんで。
どんな中も勝手な人間の理を持ち出す事無く、出来るだけ心を静かに/\治めて満足たんのう貫く理が第一やで。

さあ/\取次一人でしっかり分かる。又一つには取次一つ、又一名一つしっかりと。さあ/\深きの事情と言えば、先に説いて世界はたすけ一条。さあ/\尋ね一条の理は一人で日々の処、さあ/\十分の理を諭して洗い取りてから。事情あらば通さんとは言わん。

さあ/\世界救ける模様ばかり思う真実誠の神の思惑というものは、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする真実誠の取次一人でしっかりと分かるのや。
又一つには、そのような取次一つで多くの人が救われるという事であり、又そうして多くの者が救われる理を世界中に写し出して、世界にも同じ道を通す為の元の道であるから、一名一名が一つしっかりとそれを聞き取って実践しなければならないのやで。
さあ/\神が待ち望む深きの事情と言えば、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする真実誠の事情ただ一つであるが、我が身の都合ばかりを第一に思うような濁り心は、末永く人として生かされる事は出来ないという事を先に説いて置き、結構な末代の理の治まる世界救けの道は、何もかも捨てて〈長い年限の間に積み重ねた山のような悪因縁をすっきりと捨てて〉道の為世界の為に尽くそうとする真実誠の救け一条の道より他には無いと言うのやで。
さあ/\そのような深き理が治まる尋ね一条の理というは、たとえ自分一人でも神様の思惑通りに勤めさせて頂こうと定めて、神の思惑を尋ねて運ぶ日々の処に治まるのだと、さあ/\世界治まる為の十分の理を諭して居るのやから、それをしっかりと聞き取りてひながた通りの胸の掃除の道を運び、すっきりと胸の内を洗い取りてからが真実誠の神一条の道に成るのやで。
これからはどんな事も神様の思惑通りの道を運ばせて頂こうという澄み切った真実を定めて、道の為世界の為に尽くさせて頂こうとする事情であらば、いかな者も通さんとは言わんで。)




押して、深き事情という処、梅谷四郎兵衞より伺
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さあ/\一言話して置くで。さあ/\前々の処、一つ余儀無く一つの理上、余儀無く深きの事情という一つの事情、深きの事情は尋ね一条、さあ/\、深きの事情は別段席立てゝ、尋ね一条事情深き事情と。又々一つの深きの事情は、又々一度二度三度まで返やし。又々三度々々返やして運ぶ事情、又深きの理上尋ねるなら渡そうという、事情も聞かして置こう。
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さあ/\一言話して置くで。さあ/\前々の処、一つ余儀無く一つの理上、余儀無く深きの事情という一つの事情、深きの事情は尋ね一条、さあ/\、深きの事情は別段席立てゝ、尋ね一条事情深き事情と。

(さあ/\もう一言話して置くで。
さあ/\五十年にも及ぶ教祖ひながたの道という前々の処は、この道がたった一つの世界救けの道であるという事を知らす為に余儀無く運んだ一つの理上であるが、これより他に濁り切った人間を救ける道は無いという事を知らす為に余儀無く運んだ深きの事情という一つの事情でもあり、それだけの深きの事情をしっかりと心に治める為には、何事も神の思惑通りに運ばせて頂こうと定めて尋ねる処の、真実誠の尋ね一条の道によって教え導いてやらなければならず、さあ/\それでは多くの者を真実誠の神の用木として育ててやる事は難しいという事から、そこを少し通りやすくしてやる為に、真実に尋ねて運ぶ深きの事情とは別段の席を立てゝ〈別席という特別な場を設けて〉、その席に寄り来る者全員に、尋ね一条の事情同様の深き事情を治めてやろうと言うのやで。

又々一つの深きの事情は、又々一度二度三度まで返やし。又々三度々々返やして運ぶ事情、又深きの理上尋ねるなら渡そうという、事情も聞かして置こう。

そのようにして又々一つの深きの事情を治めてやる為には、常日頃の天然自然の道とは異なる別の席を設けて真実誠の神の思惑を伝え、又々同じ話を一度二度三度まで繰り返して元の理を伝える処やで。
それを又々三度々々繰り返して九席まで運ぶ事情によって、神の用木と成る為の不思議な授けの理を渡そうと言うのであるが、その中でも又一段と鮮やかな理の働く深きの理上というは、これからは何事も神の思惑通りの道を運ばせて頂こうと定めて尋ねる心なら、明らか鮮やかな授けの理を渡そうという事情であると、不思議な救けの理の治まる事情も聞かして置こう。)




明治二十一年八月六日
刻限御話
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筆々々に記せ/\。さあ/\どういう事を知らせ置くなら、だん/\と席を替え席を替えて、順々の理を委せて、長く通った取次の理によりて働くと。真実の理によって働くのや。真実の処尋ね/\。尋ねたら聞かそう。取次の理によって働く。天の理や/\と尋ね来る。取次をやの使いなら、をやの代わりや/\。をやの代わりならどんな仇でも、仇にして隔てゝくれな。三十日掛かる者もあれば、十日掛かる者もある。そのまゝ分かる者もある。取次に理を委したるから、二度三度洗う。取次に委したらをやの代わりや。をやの代わりなら隔てゝいかん、隔てしていかん。二度三度洗うて三十日掛かる者もあれば、二度三度と言うて、二月三月又一箇年掛かる者もある。皆心の理によりて早く治まる者と、遅そなる者とある。取次に理を委せば、取次よりしかと、締まりてくれるようと。
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筆々々に記せ/\。さあ/\どういう事を知らせ置くなら、だん/\と席を替え席を替えて、順々の理を委せて、長く通った取次の理によりて働くと。真実の理によって働くのや。真実の処尋ね/\。尋ねたら聞かそう。取次の理によって働く。天の理や/\と尋ね来る。取次をやの使いなら、をやの代わりや/\。をやの代わりならどんな仇でも、仇にして隔てゝくれな。

(これから創まる新しい神の世界である処の、新しい神の一列支配の世界に置いては、何事も神の思惑通りに運ぼうとしなければ誰も皆人として生き永らえる事も出来ないのやから、聞き分けようとする真実の心ある者なら誰でも分かるようなさしづの解説をして、筆々々に記せ/\と言うのや。
さあ/\そこでどういう事を知らせ置くと言うなら、だん/\と席を替え席を替えて〈濁り切った胸の掃除の為に、生まれ変わり生まれ変わりをさせて頂きながら苦労艱難の道を運び〉、順々の理を委せて〈神様の手足と成って働かせて頂けるよう育てて頂く為の、天然自然の順序の理に何もかも任せて〉長く通った取次の理によりて神が働くと言うて置く。
どうでもこうでも神の思惑通りの道を実現して頂きたいと心の底から願い、世界救けの為に神に勇み出て貰いたい一心で、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする真実の理によって神が働くのやで。
一列の可愛い子供を速やかに救けてやりたい元の神が、もっと多くの子供の真実を受け取って救けてやりたい為に、はっきりと言葉に表す事の出来ない真実の処を尋ね/\て運ぶのが誠の道やで。
いかな事も、尋ねたら聞かそうという道や。
どのような事も心通りに成る道やから、一時の己の都合を捨ててどんな事も神の思惑通りに成るようつとめさせて頂きたいと願い出る取次の理によって、鮮やかな理が働くのやで。
鮮やかな理が働けば、多くの者が天の理や/\と尋ねに来るであろう。
どんな事も神の思惑通りに運ばせて頂こうとする取次がをやの使いをするなら、何事もさしづ通りの理を伝える事によって、をやの代わりをするやで/\。
元無い世界を創め掛けたをやの代わりをするなら、どんな仇でも仇と思わんよう、どんな仇の国の者でも仇にして隔てゝくれるなよ。)

三十日掛かる者もあれば、十日掛かる者もある。そのまゝ分かる者もある。取次に理を委したるから、二度三度洗う。取次に委したらをやの代わりや。をやの代わりなら隔てゝいかん、隔てしていかん。二度三度洗うて三十日掛かる者もあれば、二度三度と言うて、二月三月又一箇年掛かる者もある。皆心の理によりて早く治まる者と、遅そなる者とある。取次に理を委せば、取次よりしかと、締まりてくれるようと。

(又精一杯理を伝えようとしても、自分自身の理として心に治まる迄は、三十日掛かる者もあれば十日掛かる者もあるのや。
又そのまゝ速やかに分かる者もある。
取次に理を委したると言うのやから、たとえその場で理を聞き分ける事が出来なくても、頃合いを見て二度三度と澄み切った神の思惑を伝える事によって、すっきりと心を洗うが善いで。
取次に委したと言うなら、裏で神が働くという事やから、何事もをやの思惑から外れんよう、どんな事も遠慮せんようにして、をやの代わりするのやで。
一列の可愛い子供を速やかに救けたいばかりのをやの代わりをするなら、誰も隔てゝはいかんで、隔てたら、隔てた理によって自分自身が隔てられ、明らか鮮やかな理が働かなくなってしまうのやから、どんな者にも隔てをしてはいかんで。
澄み切った神の思惑を二度三度と伝えて心を洗うても、しっかりと承知が出来るまでは三十日掛かる者もあれば、二度三度と言うて、二月も三月も掛かる者もあり、又一箇年も掛かる者もあるのや。
皆々の心の理によりて、他より早く治まる者と、他の者より遅そくなる者とがあるのやで。
取次に理を委せば、取次の心通りに理が働くのやから、取次よりしかと神の思惑通りの道を運び、十分な天の理を心に治めた上で取り締まりてくれるようと諭して置く。)



明治二十一年九月七日(陰暦八月二日)午後四時四十五分
刻限御話
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さあ/\/\余の儀外の儀やないで/\/\。さあ/\一廉一つの事情改める/\。さあ/\一つ事情改める。さあ/\しっかり聞き分け/\。日限の刻限改める。すっきり改め、日々の処改め。どういう事改める。これまでの処、日々取次の処、扱って早く聞き分け/\。日々一つの事情取次処へ、何かの処すうきり改める。日限の事情、これまで日々の取扱い深きの処、繋ぎ合い深きの事情、さあ/\尋ね一条から又聞かそ。すっきり改めるからすっきり改め。日々出替わり遠くの所受け取りてある。知らして居る者もある。互い/\契り結んだ理を立て、契り結んだ理を立てゝ、これまでの処何人も居る。一人の理では何ぼの人にも成りたないと、これよりも言う者はこうで成りた、俺はこうやとこれまでの処分かり難くうてどうもならなんだ。これから幾名何人ある/\、めん/\の処、何名々々事情によりて一時も放って置けんと/\。めん/\それ相応に/\めん/\に幾名何人あると、これより話聞いてあると。話一条一つの理、事情というは、又一つには方角の許しも、又縁談一つ事情処も言うまでやない。取次に委せてある。これまでにも委せてある処、又一つだん/\誠の心の理という処、たすけ一条の理も渡さにゃならんという処、先ず/\それより一つ先ず/\伺い一条には、尋常に密そかに/\、一日の日にも渡す日もある。何年経ちても一日の日ともいう。分からん処は何遍も/\取次より聞かし、これまでとなら尋ね一条にもころりと変わる。成るだけ密そか/\。たすけ一条の理は一名一人とこれ聞いて、速やかな理を治めてくれるようと。深きの事情という、先に説いてある。世界一つたすけ一条の処、日々処による/\。深きの理には、一名一人と大抵一つ話一条という。めん/\一名一人で。
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さあ/\/\余の儀外の儀やないで/\/\。 さあ/\一廉一つの事情改める/\。 さあ/\一つ事情改める。 さあ/\しっかり聞き分け/\。

(さあ/\/\余の儀外の儀やないで〈濁り切った世界一列を速やかに救けたいばかりの真実誠の神の思惑を諭すのみであって、それ以外の話をするのではないで〉/\/\。
さあ/\どういう話をするかと言うなら、一廉一つの事情〈ある一つの重大な事情を〉改める/\と言うのや。
さあ/\どういう事情かというなら、この濁り切った世界を速やかと改める為に、これから先は万事一つ事情〈何事も神様の思惑通りに運ぼうとしなければ、誰も皆人として生き永らえる事も出来ないという一つの事情〉に改めると言うのや。
さあ/\末永く人として生かされたいと思うなら、どのような話もしっかり聞き分けるが善い/\、と言うのやで。)

日限の刻限改める。 すっきり改め、日々の処改め。 どういう事改める。 これまでの処、日々取次の処、扱って早く聞き分け/\。 日々一つの事情取次処へ、何かの処すうきり改める。

(そのような神の話を、速やかに聞き分けて運ぶ事が出来る澄み切った心の者を選び抜いて連れて通す為に、これから先は日限の刻限の理に改めるのやで。〈今のこの短い仮の道の間に尽くし運んだ理によって、私達の末代の運命か定まってしまうという時間限定の理を諭して下さるのが刻限の理であり、それと同時に、この道は末永く人として生かせて頂く事が出来るかどうかという事を、自他共に明らかにして下さる為の一度限りの心試しの道であるという事を諭して下さるが、そのような重大な神様の話を聞かせて頂いたら、聞いたその場で我が理として心に治めて実践しようとするなら、結構な先々の理が治まると共に、それを実現する為の天然自然順序の理も定まるが、人間に取ってはそのような素直な心を働かす事がとても難しい事であるから、遅くともその日の内に聞き分けようとするなら治まる、というように、一人でも多くの者を連れて通れるよう緩和して下さる理が日限の刻限の理〉
真実誠の神の守護というものは、ひながた通らにゃひながた要らん、と神が諭す処を素直に聞き分けて、濁り切った胸の掃除の為のひながたの道を運ばせて貰い、澄み切った心に改めて貰った上で、速やかに神の話を聞き分けならなければ治まらない、と、すっきり理を改めた上で、皆々の日々の道を狂わせている根本原因の処を改めると言うのやで。
どういう事に改めると思うか。
この道に引き寄せられた者は、これまでの処で諭しているさしづの理の日々の取次の処を、速やかに我が理として扱って一日も早く聞き分けなければならない/\、と改めるのや。
その上に、日々一つの事情取次処へ〈日々に、どんな事も神様の思惑通りに運ぼうとしなければ、誰も皆人として生き永らえる事も出来ないという一つの事情を取り次いで居る処通りへ〉、何かの処もすうきり改めると言うのやで。)

日限の事情、これまで日々の取扱い深きの処、繋ぎ合い深きの事情、さあ/\尋ね一条から又聞かそ。すっきり改めるからすっきり改め。 日々出替わり遠くの所受け取りてある。 知らして居る者もある。

(日限の事情〈神様の話は私達を救ける為のたった一つの天の理であるから、受け取る為にはそれだけの力が必要であり、遅くともその日の内に聞き分けようとする強固な精神が定まらなければ治まらない、という時間限定の事情〉に改めるという事は、これまでの処の日々の心の取扱い方を諭す深きの処を速やかに聞き分ける事が出来なかった残念な事情を改める為であり、又繋ぎ合い深きの事情〈お互いの足らない処は、皆々で繋ぎ合い助け合いをしながら互いに成人していかなければならないと諭す事情〉を速やかに治めさそうとする為でもあるが、さあ/\他にも改めなければならない事があれば、尋ね一条のさしづの理から又聞かそと言うのや。
速やかに神の話を聞き分ける事が出来ないようでは誰も皆人として生き永らえる事は出来ない、と、すっきり理を改めるのやから、すっきり心を改めるのやで。
多くの中には、一足早く神の思惑通りの道を運ぶ事によって、日々心の出替わり〈濁り切った人間心を捨てゝ、澄み切った神の心に改める働き〉をして居る者もあるが、そのような遠くの所の真実は、しっかりと受け取りてあるのやで。
又この道は、そのようにして、末永く人として生かされる為の真実の理を、しっかりと身に着けさせる為の一度限りの天の救け道であるという事を、十分に知らして居る者もあるのやで。)

互い/\契り結んだ理を立て、契り結んだ理を立てゝ、これまでの処何人も居る。 一人の理では何ぼの人にも成りたないと、これよりも言う者はこうで成りた、俺はこうやとこれまでの処分かり難くうてどうもならなんだ。 これから幾名何人ある/\、めん/\の処、何名々々事情によりて一時も放って置けんと/\。

(互い/\に皆、これからはどんな事も神様の思惑通りに運ばせて頂こうとする固い契りを結んだ理を立てゝ運んで居る者が居り、互いに契りを結んだ理を立てゝ支え合う者が、これまでの処で何人も居るのやで。
そのような澄み切った真実を定めて運んだとしても、たった一人の理では何ぼの理想的な人間世界の理にも成りたないと思うであろうが、これよりも言う者は〈このような道の現状を認めた上で、これから先は何としてでも神様の思惑通りの道を実現しなければならないと言う者は〉、こうで〈たとえ自分一人でも神様の思惑通りの道を実践しようとする理で〉成りて来たのであり、一人の力ではどうにもならないと分かっていても、俺はこうさせて頂こうという固い精神を定めて貫いて来た誠の理によって、これまでの道が栄えて来たという処が、分かり難くうてどうもならなんだのや。
そのようにして、たとえ一人でも神の思惑通りの道を運ばせて頂こうと定めて出る者が、これから幾名何人あるか分からず/\、そのようなめん/\の澄み切った真実を働かす処の、何名々々の真実誠の事情によりて世界が救けられる事に成るのやから、一時も放って置けんと/\言うのや。)

めん/\それ相応に/\めん/\に幾名何人あると、これより話聞いてあると。 話一条一つの理、事情というは、又一つには方角の許しも、又縁談一つ事情処も言うまでやない。 取次に委せてある。

(これから先は、めん/\がそれ相応に/\澄み切った真実を定めて、思い思いの誠の道をめん/\に運ぶ者が幾名何人あるとも分からず、これより世界が治まるという話を聞いてあるであろうと言うのや。
このような話一条の道によって皆々の心の向きを変え、真実誠のひながたを多く拵える事によって世界にも同じ道を通そうとする一つの理であり、そこで諭す真実誠の道の事情というは、又一つには方角の許しも有り、又縁談一つ事情を諭して居る処もあるが、道の為世界の為に尽くそうとする真実の心さえ有れば、何事もすっきりと治まるという事は言うまでやないで。
そのような澄み切った心一つによって世界が治まり、尽くし運んだ理によって結構な末代の理が治まるという事を伝える役目は、皆取次に委せてあるのや。)

これまでにも委せてある処、又一つだん/\誠の心の理という処、たすけ一条の理も渡さにゃならんという処、先ず/\それより一つ先ず/\伺い一条には、尋常に密そかに/\、一日の日にも渡す日もあ る。 何年経ちても一日の日ともいう。 分からん処は何遍も/\取次より聞かし、これまでとなら尋ね一条にもころりと変わる。 成るだけ密そか/\。

(これまでにも色々な事を取次に委せてある処ではあるが、わざわざ取次の力を借りなくても、自ら求めて神の思惑通りの道を運ぶ事によって、又一つのだん/\と治まる誠の心の理という処には、明らか鮮やかなたすけ一条の理も渡さにゃならんという処であり、そう成る為には、先ず/\の真実を定めて胸の掃除の為の苦労艱難のひながたの道を運び、それより、速やかに世界救けたいばかりの一つ神の思惑を身に染みて知らなければならない、又先ず/\の伺い一条の道には、何事も神の思惑から外れないようにして尋常に運び、運び尽くした理を大きく育てゝ貰う為に、なるだけ心を密そかに/\運ばなければならないと諭すなれど、そうして尽くした理によって、一日の日〈これからはどんな事も神様の思惑通りに運ばせて頂こうと定めた日〉にも、結構な天のあたゑを渡す日もあるのやで。
又この道は何年経ちても変わる事は無く、何もかも捨てて神の話を聞き分けようとする一日の日の心が元ともいうのや。
分からん処は何遍も/\尋ね、取次より聞かしてやっても、どうしても神の思惑を聞き分ける事が出来ず、もはやこれまでという事になるなら、尋ね一条の道にも見切りを付けて、果たしの道〈牛馬に落ちて、恩を恩とも思わず、仇で返し続けた親不孝因縁の果たしの道〉にころりと変わるのやで。
そうはならないよう、結構な末代の道が与えられるように、見えない処で精一杯の真実を尽くし、成るだけ心を密そか/\に運ぶのやで。)

たすけ一条の理は一名一人とこれ聞いて、速やかな理を治めてくれるようと。 深きの事情という、先に説いてある。 世界一つたすけ一条の処、日々処による/\。 深きの理には、一名一人と大抵一つ話一条という。 めん/\一名一人で。

(真実誠のたすけ一条の理というは、先ず一名一人が先に立って、道の為世界の為に尽くそうとする理であると諭して居るが、これだけの理によって世界が救けられるという真実の話を聞いて、速やかな理を治めてくれるようと諭して置く。
深きの事情というは、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする誠の事情であるが、そのようにして尽くし運んだ事情が無ければ、結構な先々の理は治まらないと、手遅れに成らぬ先に説いてあるのやで。
又、世界が治まる為のたった一つのたすけ一条の処というは、面々の日々の心の治め方の処一つによる/\と言うのや。
末代までもその身を守る深きの理が心に治まる為には、たとえ一名一人でも神の思惑通りの道を運ばせて頂こうと定めて運ぶ理と、大抵の事は世界の為に尽くそうとする誠の理一つで治まるという事を伝える話一条の道を、速やかに聞き分けて運ぶ理にあると言うのや。
結構な末代の理の治まる道は、何時如何なる時も、めん/\が一名一人で立ち上がる理であると諭して置くで。)




明治二十一年九月三十日(陰暦八月二十五日)午後六時
本席御身障りに付伺の際刻限話
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さあ/\/\/\うん/\/\、さあ/\/\/\/\、一寸々々さあ/\始め掛けるで。皆んな揃うて始め掛けるで。言わいでも分かるやろう。さあ/\何に急ぐ急ぐ。たった一つの台を急ぐ/\。聞き分けるなら、さあ/\早く出し掛け/\。さあ/\親里が分かり出した/\/\。さあ/\元々一つのあと/\。又変な事を言い掛けると思うなよ。さあ/\皆んな/\、めん/\さあ/\、世界は一寸分かり掛けた/\。世界はあちらではふん/\、こちらでははん/\と言うて居る。さあ/\めん/\だん/\越したるから、聞いた話は分かる事もある、分からん事もある。さあ/\尋ねるから刻限で知らす/\。さあ/\急ぐであろう、急くであろう。さあ/\急いてはいかん/\。さあ/\道分かれば早く通ろう、これは世界道や。神の道は今までの道、なか/\の道である。さあ/\世界の理、神の理と二つ一つに胸に治め。さあ/\又々刻限々々で知らそ。世上の理は今までにも何処にもある。急がいでも/\よい/\。神一条の道はどうでも付けにゃならん、付けさゝにゃならん/\。さあ/\皆んな揃うて、日々に心が勇めば、神も勇む。さあ/\皆んな揃うて運ぶ事情。
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さあ/\/\/\うん/\/\、さあ/\/\/\/\、一寸々々さあ/\始め掛けるで。皆んな揃うて始め掛けるで。言わいでも分かるやろう。さあ/\何に急ぐ急ぐ。たった一つの台を急ぐ/\。聞き分けるなら、さあ/\早く出し掛け/\。

(さあ/\/\/\うん/\/\誰も皆、澄み切った真実の心を出すなら分かるやろ、さあ/\/\/\/\一寸々々の道ではないで、さあ/\後にも先にも無い一度限りの世界救け道を始め掛けると言うのやで。
嫌も応もなく、皆んな揃うて始め掛けるで。
この道がどれだけ重大な道であるかは、一々言わいでも分かるやろう。
さあ/\何の為に急ぐ急ぐと言うと思うか。
どうにもならなくなってしまった世界中を速やかと救ける為に、たった一つの台〈善きも悪しきも含めた多くのひながたを世界中に写し出して道の理を知らせて下さるが、その中でも特に、世界中の子供にも同じような結構な末代の道を連れて通してやる為の真実誠の道の台を急がれるのであって、濁り切った胸の掃除の為の苦労艱難のひながたの道を自ら求めて運ばせて頂く事によって、長い年限の間に積み重ねて来た山のような残念の理を払って頂き、澄み切った心に改めて頂いた上で、勇んで神様の思惑通りの道を運ばせて頂く誠の理を急がれるのであり、尽くした理は一日でも早い方が理は大きく育つという事、道の為世界の為に尽くすべき時旬の理はもう幾らも残ってないという事を知らす事によって、一日も早く皆々の心を奮い立たせようとして下さる〉を急ぐ/\と言うのや。
速やかにそれを聞き分ける事が出来るなら、さあ/\その為の鮮やかな道の順序を定めて貰えるような、澄み切った心定めを一日も早く出し掛けるが善い/\、と言うのやで。)

さあ/\親里が分かり出した/\/\。さあ/\元々一つのあと/\。又変な事を言い掛けると思うなよ。さあ/\皆んな/\、めん/\さあ/\、世界は一寸分かり掛けた/\。世界はあちらではふん/\、こちらでははん/\と言うて居る。

(さあ/\このままでは誰も皆通るに通れん日が来ると、親里が分かり出した/\/\で。
さあ/\元々からこの道は、もう一度元の泥海に還さなければならない程濁り切ってしまった人間世界を速やかと救ける為に、神が天下ったという一つの道の、あと/\の道であろう。
又変な事を言い掛けるとは思うなよ。
さあ/\十分な道の理は分からないながらも、皆んな/\で道の為世界の為に尽くすべく、胸の掃除の為の苦しみの道を少しずつ運ばせて貰う事によって、めん/\の心も段々と澄まされ、澄んだ心を出し合って、人の事を人の事と思わず互い救け合いをする理によって何事も治まるという事が段々と分かって来たが、その理が世界創め出しの元のぢばの理によって日本中に伝わり、治まった日本の互い救け合いの精神と、それさえあれば一つの国さえ治まるという事が、近年のメディアやネット等を通して世界中にも伝わり掛けた処であり、さあ/\、皆々で心を澄まして互いに助け合う理によって、混沌とした世界は治まるという事が一寸ずつ分かり掛けた/\で。
世界では、あちらではふん/\成程、こちらでは、はん/\確かにそうだと言うて居るであろう。)

さあ/\めん/\だん/\越したるから、聞いた話は分かる事もある、分からん事もある。さあ/\尋ねるから刻限で知らす/\。さあ/\急ぐであろう、急くであろう。さあ/\急いてはいかん/\。

(さあ/\めん/\が出来るだけの真実を定めて神の思惑通りの道を運びながら、だん/\と越して来たる道であるから、これまでに聞いた話は、分かる事もあるが、分からん事もあるであろう。
世界救けたいばかりの真実誠の神の思惑を尋ねる心は誠であり、さあ/\誠の理を以て尋ねるから、明らか鮮やかな刻限で知らす/\と言うのや。
さあ/\何より先に人々の幸せを願う真実の心が有るなら、一日も早く争いの無い世界が治まるようと急ぐであろう、この世界がどうにもならなくなってしまう前に、一日も早くこの道を広めたいと思うなら、なおさら急くであろう。
さあ/\世界中の心の向きを変える為の、強大な天然自然の順序の理を働かせる為には、不可能という理は無い強大な神の力を以て働いて貰わなければ成らず、その為の真実の理を皆々で積み上げなければならないのやから、急いてはいかん/\と言うのや。)

さあ/\道分かれば早く通ろう、これは世界道や。神の道は今までの道、なか/\の道である。さあ/\世界の理、神の理と二つ一つに胸に治め。さあ/\又々刻限々々で知らそ。

(さあ/\強大な神の力を以て、世界救けの為に勇み出て貰う為の天の道理〈神様にお働き頂く為には、それぞれが精一杯の真実を定めて出る事によって、心通りの道を実現する為の天然自然順序の道を定めて頂き、そうして蒔いた種を大きく育てる為の順序の道の中の、何処まで行っても人間の思うように成らない修理肥やしの道の中を、神様が受け取って下さる迄満足たんのう貫いて運ぶ理により、必ず神様がお受け取り下さって、お働き下さる日が来るという一つの理〉が分かれば、一日も早く通ろうと言うのや、こうして尽くす理は、神が受け取って世界救の為に勇み出る為の元の理と成るから、たった一つの世界救け道と成るのやで。
神の道は、今までの道もこれからの道も変わる事は無く、澄み切った心一つで、どのような事も可能にするなか/\の道である。
さあ/\濁り切った人間思案をすっきりと捨てて、道の為世界の為に尽くそうとする誠の理〈世界の理〉と、その為に、何事も神の思惑通りに運ぼうとする誠天の理〈神の理〉と、二つ一つによって何もかも治まるという事をしっかりと胸に治めるが善いのやで。
さあ/\たとえ一人でも、そのような澄み切った心が治まる時旬の理を見定めて、又々刻限々々で知らそうと言うのや。)

世上の理は今までにも何処にもある。急がいでも/\よい/\。神一条の道はどうでも付けにゃならん、付けさゝにゃならん/\。さあ/\皆んな揃うて、日々に心が勇めば、神も勇む。さあ/\皆んな揃うて運ぶ事情。

(皆々が心地よく暮らす為の世上の理は、今までにもこれから先にも何処にもあるのやで。
その前に、何時何時までも人間世界を存続させる事を急がなければならないのやから、その後の事は急がいでも/\よい/\と言うのや。
皆々を末永く人として連れて通してやる為には、真実誠の神一条の道はどうでも付けにゃならん、付けさゝにゃならん/\と言うのや。
さあ/\皆んな揃うて神の思惑通りの道を運ぶ事によって、日々に皆の心が勇めば神も勇むのやで。
さあ/\一日も早く争いの無い明るい世界に改める為に、皆んな揃うて神の思惑通りの道を運ぶ事情が第一やで。)



押して願
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さあ/\世界の理、世界の理を以て、一つ治めてある処、世上の理を以てすれば、どうせともこうせとも言わん。さしづせん。
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(さあ/\世界の理〈どうにもならなくなってしまった世界中を、速やかに救けたいと思し召される真実誠の神様の思惑〉と、速やかにそれを聞き分けて尽くそうとする皆銘々の世界の理を以て、たった一つのこの世の治まりの理を治めてある処であるが、順序に反する世上の理を先に以てすれば、真実誠の天の理は働く筈も無く、どうせともこうせとも言われんのや。
天の理を働かす事が出来んような処に、真実誠のさしづはせんで。)




明治二十一年十一月一日(陰暦九月二十八日)
刻限御話(本席御寝み後午後九時)
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さあ/\/\/\、珍し/\、珍しい事を言い掛けるで/\。さあ/\これ/\、秋を合図と、これまでにだん/\に言うてある。秋を合図に見え掛けるで。さあさあ古い話や。いつの事やと思うたであろう。秋を合図にこれまでの話やで。だんだん話掛け。年が明けたらいろ/\や、年が明けたらいつまでも始め、始め掛けたらいつまでも。年が明けたら一日の日がある。一日の日というは、前にも一つの話、一日の日はいつの一日の日とも分からん。年を明けたら一日の日、治めるもその日、始めるもその日、いつの事とも分かりゃせん。一日の日始め掛ける。一日の日に仕舞する。その日は分かるまい/\。いつまでも楽しみや楽しみやと言うて来た処、長い筈や/\。たった一つの所より、だん/\始め掛け。十分年限経って又始め掛け。年が明けたら一日の日があると話して置く。話し掛けたら一日の日がある。いついつまでの道、永い道の楽しみや。深い一つの理を聞かそう。一寸一つの話掛け、一寸一つの話掛け。
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さあ/\/\/\、珍し/\道、珍しい事を言い掛けるで/\。さあ/\これ/\、秋を合図と、これまでにだん/\に言うてある。秋を合図に見え掛けるで。さあさあ古い話や。いつの事やと思うたであろう。

(さあ/\/\/\、この道は元々から珍し/\道であるが、又々珍しい事を言い掛けるで/\。
さあ/\これ/\この話、秋〈世界中が待ちに待って居る理であって、段々と神様が育てて下さる用木が、末代までもその身と心を天に供えて道の為世界の為に尽くさせて頂きたいと願い出た事によって、その為の天然自然の順序の道を与えられ、与えられた順序の道の中の、何処まで行っても人間の思うように成らない修理肥やしの道の中を、満足たんのう貫いた二十年の年限の理の治まりの理であって、神様がその何時何時変わらぬ一つの心を受け取って下さって、世界救けの為に勇み出て下さるという待ちに待った理であるから、神様に置かれても、世界に置いても真の実りの秋となる〉を合図に明らか鮮やかな世界救けの道を創め掛けると、これまでにもだん/\に言うてあるであろう。
胸のすくような世界中の大掃除の道が、秋を合図に見え掛けると言うのやで。 
さあさあ、百数十年以前から話して居る古い話や。
誰もが皆、明らか鮮やかな世界救けの道が創まるのは、いつの事やと思うて居たであろう。)

秋を合図にこれまでの話やで。だんだん話掛け。年が明けたらいろ/\や、年が明けたらいつまでも始め、始め掛けたらいつまでも。年が明けたら一日の日がある。一日の日というは、前にも一つの話、一日の日はいつの一日の日とも分からん。

(秋を合図に創め掛けると言うて、皆々の心を勇ませて来たのはこれまでの話やで。
一人でも多くの者にその為の真実誠の道の台と成って働いて貰い、思ってもみないような結構な末代の道を通させてやりたいから、そうして尽くす事の素晴らしさをだんだんと話し掛けて来たのや。
年が明けたら〈一つの大きな区切りの理であって、明らか鮮やかな世界救けの道を創め掛ける為の下拵えの時旬である処の、今のこの仮の道という人類史上最も重大な時旬の理が明けたら〉、いろ/\な事が創まるのやで、年が明けたら、何時までも何時までも続く真実誠の神一条の道を始め掛けると言うのだが、真実誠の神一条の道を始め掛けたら、何時までも何時までも続く神の一列支配の世界を創め掛けると言うのやで。
年が明けたら、人間誰もが長い年限の間に積み重ねて来た山のような残念の理の掃除をして貰い、澄み切った神の心に改めて貰わなければ、誰も皆人として生かされる事も出来ないように成るが、それを速やかに解決する為のただ一つの理として、真実誠の一日の日があるのやで。
一日の日というは、これからは何事も神の思惑通りに運ばせて貰おうという誠の精神の定まりの理であるから、生涯変わる事の無い一つの理でなければならないのであって、その為には生涯何度でも澄み切った一日の日の心を定めて運ばなければならないと前にも一つの話をして居るが、その中のたぐいまれな精神を受け取って、結構な末代の理が治まるよう働いてやる為の一日の日は、定まった皆々の心次第であるから、いつの一日の日とも分からんで。)

年を明けたら一日の日、治めるもその日、始めるもその日、いつの事とも分かりゃせん。一日の日始め掛ける。一日の日に仕舞する。その日は分かるまい/\。いつまでも楽しみや楽しみやと言うて来た処、長い筈や/\。たった一つの所より、だん/\始め掛け。

(年を明けたら、立て板に水のような明らか鮮やかな天理が働き創める一日の日があるが、このままではもうどうにも成らないという中を治めてやるのもその日からであって、結構な救け一条の道を始め掛けるのもその日からであるが、実際には、皆々の定まった誠一つを受け取って働いてやるのやから、いつの事とも分かりゃせんで。
心次第の救け道を、何時何時変わる事の無い澄み切った精神を定めた一日の日より始め掛けると言うのや。
このままではいずれ通るに通れん日が来ると知らせる為の身上・事情の理も、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする澄み切った精神を定めた一日の日に、仕舞するのやで。
どんな守護も皆々の心次第であるから、その日が何時に成るかは分かるまい/\。
いつまでもいつまでも続く楽しみの道や、先は永い楽しみの道や、と言うて来た処であるが、この道を創め掛けてから二百年近くも経とうとする今日に置いても、未だ道半ばにも達していないというのやから長い筈や/\。
誰であろうとも、これから先はどんな事も神様の思惑通りに運ばせて頂こうという固い精神を定めた処の、たった一つの神一条の道の始まりの処より、だん/\と真実誠の救け一条の道を始め掛けるのやで。)

十分年限経って又始め掛け。年が明けたら一日の日があると話して置く。話し掛けたら一日の日がある。いついつまでの道、永い道の楽しみや。深い一つの理を聞かそう。一寸一つの話掛け、一寸一つの話掛け。

(そして今、十分な年限が経って来た事によって、神が表へ現れて、明らか鮮やかな世界立て直しの道を又始め掛けると言うのやで。
今のこの仮の道という長い年限の理が明けたら、濁り切った世界中の大掃除を創め掛ける一日の日があると話して置く。
神が表へ現れて真実の話しを仕掛けたら、立て板に水のような、明らか鮮やかな天理が働き始めるという一日の日があるのやで。
それが、いついつまでも続く真実誠の神一条の道の始まりの理であって、澄み切った真実を定めた者にとっては、先永い道の楽しみの始まりやで。
何処までも神を慕って付いて来る澄み切った心を選び抜いて、末代続く楽しみの道を連れて通すばかりだと、深い一つの理を聞かそう。
一人でも多くの者に結構な末代の道を通してやりたいから、一寸一つの話掛けをするであり、速やかに聞き分ける事の出来ない残念な者に対しては、後で後悔無きようにせよと、一寸一つの話掛けをするのやで。)




明治二十一年十一月二十三日(陰暦十月二十日)午後九時
刻限御話
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さあ/\/\/\旬々の刻限、旬々の刻限々々、さあ/\/\/\皆々聞いて置け置け。聞いて置かねば分からん。聞いた話は出たであろう。出たであろう、見たであろう。又々聞いて置け。皆々一つ/\の理も分かるであろう。今の処、世界一つの道、世界一つの道、今の処一寸の道である。一度の話生涯一つの理、珍しい一つの代々話。今の今ではあろうまい。長らえて連れて通りた。一つの処、年限ある年限ある。長らえての一つの道である。この所の理を一つ思やんせ。この所は若き若き古きもの。一つの理が若きもの。一つの理が成る。満足一つの理もあろう/\。たんのう一つの心も治めにゃなろうまい。誰が言うやない/\。この所一つからや/\。よう聞き分け。今の道古き道から今の道。悟り違いは是非は無い/\。よう思うて一つの事情/\。
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さあ/\/\/\旬々の刻限、旬々の刻限々々、さあ/\/\/\皆々聞いて置け置け。聞いて置かねば分からん。聞いた話は出たであろう。出たであろう、見たであろう。又々聞いて置け。皆々一つ/\の理も分かるであろう。

(さあ/\/\/\明らか鮮やかな旬々の理を諭す刻限話であるが、二度と取り戻す事の出来ない重大な救けの理が旬々の刻限々々であるという事を、さあ/\/\/\皆々聞いて置け、聞いて置けと言うのや。
しっかりと聞いて置かねば、自分自身の末代の運命がどうなるとも分からんで。
それが証拠に、これまでの処で真実に受け止めて聞いて来た話は、成程と納得の行く形となって出て来たであろう。
聞き分けようとする真実の心さえあれば、年限と共に話通りの道が出て来たであろう、他人の道を通してでも、何処にも間違いの無い明らかな神の道である事を見て来たであろう。
救ける模様ばかり思う真実誠の神の話を素直に聞き分ける事が出来なければ、いずれ自分自身で体験をして身に染みて知らなければならないというのは目に見えた事であるから、又々しっかり聞いて置けと言うのや。
しっかりと聞いて置けば、皆々に取って今は難しいと思う一つ/\の理も、いずれ心の底から分かる日が来るであろう。)

今の処、世界一つの道、世界一つの道、今の処一寸の道である。一度の話生涯一つの理、珍しい一つの代々話。今の今ではあろうまい。長らえて連れて通りた。一つの処、年限ある年限ある。長らえての一つの道である。

(今の処は、欲とほこりの心によってどうする事も出来なくなってしまった世界中を速やかに救けようとする一つの道であって、その為に、誰もが通る事の出来る広くて大きな世界救けの道を拵えようとする一つの道であり、又今の処は、その為の真実誠の道の台を一人でも多く拵えようとする為の、ほんの一寸の諭しの道である。
一度の話を聞いて生涯変わらぬ一つの理を定めるなら、珍しい一つの救け道を通してやろうとするのであって、それによって代々失う事の無い不思議な守護を授けてやろうという話やで。
こんな事は、今の今始まった事ではあろうまい。
これまでも、そのような道の中を皆々長らえて連れて通りたのやで。
速やかに神の話を聞き分けようとする一つの処に、道の為世界の為に尽くす年限の理があるのであって、結構な末代の理が治まる真実誠の年限の理があると言うのや。
道の為世界の為を思い、長らえて尽くす誠の理を受け取って、思ってもみないような結構な末代の道を通させてやろうとする一つの道である。)

この所の理を一つ思やんせ。この所は若き若き古きもの。一つの理が若きもの。一つの理が成る。満足一つの理もあろう/\。たんのう一つの心も治めにゃなろうまい。誰が言うやない/\。この所一つからや/\。

(ここの処の、心一つによって救けられる救けられんという理を思やんせいと言うのや。
この分岐点となる所は、若き若き理と古きものである。
澄み切った真実を定めて道の為世界の為に尽くした年限の理が足らない為に、天の理がよくわからないという一つの理が若きものである。
我が身の都合をかえりみず、道の為世界の為に尽くした理によって天理がよく分かるという一つの理が古き理であり、思ってもみないような結構な事に成る理である。
又そのようにして尽くした理を、押しも押されもせぬ大きな末代の理として育てる為には、尽くした理を真実誠の種としてそっと埋めて置き、何処まで行っても人間の思うように成らない修理肥やしの道の中を、満足たんのう貫くという一つの理もあろう/\。
又長い年限の間に積み重ねた山のような悪因縁の掃除をして貰う為には、その為の苦労艱難の道を自ら求めて運ばせて貰い、その中でたんのう一つの心も治めにゃなろうまい。
こんな事を聞き分けたら後が大変な事に成ると思うかもしれないが、皆々のたましいが救けて欲しいと願う処を言うだけであって、誰が言うのやない/\で。
素直に神の話を聞き分けて苦しみの道に進むのは怖い、さりとて道の遅れはもっと怖いと思うようなこの処を、安心安全に切り開いて貰う為の元の理は、今直ぐにでも聞き分けようとする誠一つからや/\で。)

よう聞き分け。今の道古き道から今の道。悟り違いは是非は無い/\。よう思うて一つの事情/\。

(又これもよう聞き分けて置けと言うのや。
今の道というは、古きひながたの道という真実誠の道が有ったからこそ、今の道が有ると言うのやで。
苦労しなければならないのは通る道が間違っているからや、というような悟り違いの道は是非は無い/\「どうしてやる事も出来ない」、と言うのや。
結構な末代の理を治める為には、逃れる事の出来ない苦労艱難の道や、通り難い難しい道の中にこそ、真実誠の救けの理があるという事をよう思うて運ぶ事により、思ってもみない結構な末代の理が治まるという一つの事情/\やで。)




明治二十一年十二月十日 午後四時
刻限御話(本席身上御障りに付)
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さあ/\身上の事情尋ねる処、さあ/\一日の日、朝の掛かり半分経てば障り、余儀無き外では知らさんで/\。一日の日の処、一つ/\の理を知らす。席という、これまでの席という、一つの理は改めにゃなろまい/\。さあ/\、改める/\。先ず/\何時刻限とも言わん。これからは夜々の一つの刻限、いかなる事情の理も皆知らす/\。事情にてすっきりと改めるで。一年の思やんというは、掛かり一つの思やん。これまでの道は難しい道であったであろう。さあ/\これまでの事情、先ず/\刻限が未だ/\早い/\と言うて居たなれど、いつ/\までもという理を以て、いかなるもしっかりと聞いて置かねばならん/\。さあ/\一日の日がある/\。知らしてあるとは言えど、いつにあるとは思うなよ/\。話する、出掛ける出掛ける。さあ/\いつの事とも分かるまい/\。一日の日と言うたら、さあ/\いつの事とも分かろまい/\。一日の日と言うたら、さあ/\後々の理は、さあさあ夜々の刻限を以て知らす/\/\。さあ/\一寸掛かりもうこれだけの道が付いてあれば、後一つの処早く/\治めにゃならん/\。さあ/\後は夜々の刻限にて知らす/\。
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さあ/\身上の事情尋ねる処、さあ/\一日の日、朝の掛かり半分経てば障り、余儀無き外では知らさんで/\。一日の日の処、一つ/\の理を知らす。

(さあ/\辛い身上の理を治める為の真実の事情を尋ねる処というは、さあ/\何事も一日の日「これからは、どのような事も神様の思惑通りに運ばせて頂こうという澄み切った精神の定まりの理」によって治まると諭して居るが、人間というものは皆自分の心さえ容易にコントロール出来ない難しいものであって、目覚めたばかりの朝の掛かりなら神の話も素直に聞き分けられるが、一日も半分経てば、あれやこれやと色々な人間思案が入り混じって素直に聞き分けられなくなり道の障りと成る。 澄み切った天の道理は、濁り切った人間思案とは何時も真逆の方向に働くのやから、余儀無き外「余計な人間思案の無い澄み切った心以外」では知らされんのやで/\。
言い換えれば、何時如何なる時であろうと、あらゆる人間思案を捨て切って速やかに神の話を聞き分けようとする一日の日の精神の定まった処に、一つ/\の理を知らす事が出来ると言うのや。)

席という、これまでの席という、一つの理は改めにゃなろまい/\。さあ/\、改める/\。先ず/\何時刻限とも言わん。これからは夜々の一つの刻限、いかなる事情の理も皆知らす/\。事情にてすっきりと改めるで。

(救ける模様ばかり思う真実誠の神の思惑を諭す理を席というが、これまでの席というは、速やかに聞き分けた者を救けようとする為の一時の苦しみの道を恐れて神の話を素直に聞き分ける事が出来なかったから、そのような残念な一つの理は速やかに改めにゃなろまい/\と言うのや。
さあ/\誰もが皆速やかに神の話を聞き分けられるよう、しばらくの間道を改める/\と言うのや。
先ず/\の天の道理を皆々の心に治めて、段々と綺麗な道に改める為に、何時如何なる時にも刻限の理を諭すとも言わんで。
これから先は濁った人間思案の働きが少ない夜々の一つの刻限によって諭すと言うのだが、それによっていかなる事情の理も皆知らす/\と言うのや。
余計な人間思案の働かない夜々の事情にて神の思惑を伝える事により、これまで積み上げて来た残念の理をすっきり改めると言うのやで。)

一年の思やんというは、掛かり一つの思やん。これまでの道は難しい道であったであろう。さあ/\これまでの事情、先ず/\刻限が未だ/\早い/\と言うて居たなれど、いつ/\までもという理を以て、いかなるもしっかりと聞いて置かねばならん/\。

(一年の思やんというは、広くて大きな世界救けの道を拵える為の、今のこの仮の道の間に尽くすべき誠の思案を言うが、長い年限を要する世界救けの道の中に置いては、掛かり一つの思やんとも言うのやで。
これまでの道というは、善きも悪しきも皆大きく受け取って大きく返しをする為の心次第の種蒔きの時旬であったから十分な実りは無く、澄み切った真実を定めて神の思惑通りの道を運んだ者以外は、天の道理が十分に分からないという難しい道であったであろう。
さあ/\これまでの事情に置いては、そのような事も一因となって先ず/\の刻限話が容易に聞き分けられず、道の第一歩と成る教祖ひながたの道でさえ、そのような道を運ぶのは未だ/\早い/\というような残念な事を言うて居たなれど、真に結構な末代の道を通ろうとするなら、そのような人間の理に狂わされる事無く、いつ/\までも神の思惑に沿わせて頂こうという澄み切った理を以て、いかなる事もしっかりと聞いて置かねばならん/\と言うのや。)

さあ/\一日の日がある/\。知らしてあるとは言えど、いつにあるとは思うなよ/\。話する、出掛ける出掛ける。さあ/\いつの事とも分かるまい/\。一日の日と言うたら、さあ/\いつの事とも分かろまい/\。一日の日と言うたら、さあ/\後々の理は、さあさあ夜々の刻限を以て知らす/\/\。

(さあ/\あとわずかな年限の間に、明らか鮮やかな世界救けの道を創め掛ける一日の日がある/\と言うて居るであろう。
これまでもそのような事を幾度となく知らしてあるとは言えど、何時も他人事のように聞くばかりで、そんな道が何時にあるのかなあとは思うなよ/\。
何時如何なる時に世界中の大掃除を創め掛けられてもいいように、しっかりとした心構えを持たなければならないと話するのであり、しっかりとした心構えを持って、これからはどのような事も速やかに聞き分けようとするなら、明らか鮮やかな天の理の働きが出掛けるのであって、怖い恐ろしい大掃除が始まってしまう前に、皆々を救けてやろうとする真実誠の天の理が出掛けると言うのや。
さあ/\何時までも澄み切った真実を定める事が出来なければ、怖い恐ろしい大掃除からのがれる事は出来ないのであって、たった一つの救けの理である処の、事前の救け道も始めらないのやから、真に安心出来るのはいつの事とも分かるまい/\と言うのや。
十分に神が働く一日の日と言うたら、何時如何なる時も神の思惑通りの道を運ぼうとする固い精神の定まりの理が元であるから、さあ/\いつの事とも分かろまい/\と言うのやて。
又澄み切った真実を定めた一日の日と言うたら、生涯変わらぬ一つの理でなければならないのであって、生涯何度でも澄み切った精神を定めて運ばなければならないのやから、さあ/\後々の理は治まるべき時旬を見て諭さなければならず、さあさあ又々夜々の刻限を以て知らす/\/\と言うのや。)

さあ/\一寸掛かりもうこれだけの道が付いてあれば、後一つの処早く/\治めにゃならん/\。さあ/\後は夜々の刻限にて知らす/\。

(さあ/\今はまだほんの一寸の掛かりの道であるが、一部の処にては、もうこれだけの道が付いて居るという事であれば、後一つの処「一部の者が誠真実貫いて心に治めた天の道理を皆々に写す事によって、もっともっと多くの真実誠の道の台を拵えなければならないという事」を早く/\治めにゃならん/\と言うのや。
さあ/\澄み切った天の道理を皆々の胸に治めて真実誠の用木として育て上げ、結構な末代の道を通させてやる為の後々の話は、又々夜々の刻限にて知らす/\と言うのやで。)




明治二十一年十二月十一日(陰暦十一月九日)午前二時三十分
刻限御話
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さあ/\/\刻限を以て話掛ける/\/\。さあ/\一つ/\、二つ/\、さあさあ話々、どういう事、さあ/\今までというものは、長い間というものは、皆どんな事も、どんな日もあった。さあ/\国々までも、さあ/\一列の話待ち兼ね、世界中、さあ/\どんな事も間違う/\。どうでもこうでも待ち兼ね、さあ/\年限待ち兼ね、人間心間違うて了もた。余儀無き道を通る。めん/\前々一名二名というものは、さあ/\残念々々と言うまでや。さあ/\これまでは残念々々と言うて通った。さあ/\話は伝えてくれと。残念々々と言うて通った処、百十五才と聞いた事もあったが、九十年々々々で不足々々々々と言うて居る/\。早く見にゃならん。存命十分いかなる一つの残念々々々々、さあ/\残念々々々々、早く聞き取れ。いずれならんであろう。存命の道は、さあ/\世界はどんな事もあった。世界の処どんな仇の者も出来た/\。一つの道仇ばかしやない。喜ぶ者があるので、仇が出来た。さあ/\一つの道、こうのうの者見るのも道、仇と見る者も心捨てゝくれねばならん。一つの理は忘れてくれな/\/\。刻限と言うまでの話、一つの理を聞けば、前に一つの話してくれ。さあ/\忘れはしようまい/\。長らえての年限、幾年々々、さあ/\忘れはしようまい/\/\。艱難苦労の道を通してある。又々話をする年限の道見て思やんしてくれ。頼む。一時あり長らえて理を思い、長らえて一つの道を通る。話聞く一つの理が分かり、皆分かり無い。皆一時一つの理始め掛け。一年前の理を失うて了うたような日もあった。理と理と迫る。いかなる者もあろうまい。表は大工や、裏鍛冶屋、この理聞き分けてくれねばならん/\/\。長らえての道の理、さあ/\一つの理を楽しめば一つの理、さあ/\たった一つの理を、一年あとには一つの理を忘れて了うたようなものや。又たった一つの理が忘れられん/\/\/\。この世初め、一つに成ったら大層と思えば大層、一つの理もさあ/\をやと見れば、どんな事も逆われようまい/\/\。をやと見れば、どんな事も背けようまい/\。又々理を以て話掛ける/\/\。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さあ/\/\刻限を以て話掛ける/\/\。 さあ/\一つ/\、二つ/\、さあさあ話々、どういう事、さあ/\今までというものは、長い間というものは、皆どんな事も、どんな日もあった。

(さあ/\/\長い人類史上に置いて一度限りの時旬の理の、真実誠の救けの理である明らか鮮やかな刻限の理を以て話し掛ける/\/\で。
さあ/\神のさしづを素直に聞き分けようとする誠の心に理が働き、心に浮かぶ神の思惑を我がものとして受け取って速やかに実践しようと定めた誠の心を、たとえ火の中剣の中でも安心安全に守り通す誠天の理が治まって、一つ/\、二つ/\の結構な先々の理が治まるという事に成るのであり、さあさあそれによって何もかも治まるという話々を伝える為にこれまでどういう事もして来たのであるが、さあ/\今までというものは、「神様の話を素直に聞き分けるなら、教祖のように大変な事になるのではないか。」などと、本末転倒な心配ばかりして速やかに聞き分ける事が出来なかったから結構な先々の理は治まらず、その大きな残念の理を果たしてもう一度初めからやり直す為に、これまでの長い間というものは、皆どんな恐ろしい事も、どんな苦しい日もあったであろう。)

さあ/\国々までも、さあ/\一列の話待ち兼ね、世界中、さあ/\どんな事も間違う/\。

(さあ/\国々までも真実誠の神の思惑を伝えて結構な先々の理を治めてやる為には、さあ/\皆一列の善きひながたがの理がどうしても必要であり、その為には、余計な人間思案ばかりして神の話を素直に聞き分ける事の出来ない濁り心を速やかに洗い切って、道の為世界の為に立ち上がろうとする誠の話を待ち兼ねると言うのだが、そのような神の話すら素直に聞き分けられない理が世界中に写る事によって、さあ/\真実誠の世界救けの道の順序は、どんな事も間違う/\と言うのやで。)

どうでもこうでも待ち兼ね、さあ/\年限待ち兼ね、人間心間違うて了もた。 余儀無き道を通る。

(刻一刻と破滅に向かう人間世界を速やかと救ける為には、どうでもこうでも皆々の心の成人を待ち兼ねると言うのであって、さあ/\どのような事も神の思惑に従おうとする素直な心、長い年限の間に積み重ねた山のような悪因縁の掃除の道に堪えながら、救ける模様ばかり思う神の守護に満足たんのう治めて運ぶ年限の理を待ち兼ねると言うのだが、そのような神の話さえ速やかに聞き分ける事の出来ない大きな残念な理によって、真実誠の神の道を間違うて了もたのやで。

・・・・・「私達が自分の心配ばかりして神様の話を速やかに聞き分ける事が出来なかったという大きな残念の理によって道の順序が狂ってしまい、神様が、神様の思惑通りの世界救けの道を実現して下さる事は出来なくなり、その後に置いて、世界中の各地で大きな戦争等が勃発する事に成った」 )

救けてやりたいばかりの真実誠の神の思惑を素直に聞き分けられない残念の理によって、神が世界救けの為に働いてやる事は出来ず、止む無く、世界も共に余儀無き果たしの道を通る事に成るのやで。)

・・・・・「この道に引き寄せられた私達は、世界中のあちらこちらから選び抜いて引き寄せたと教えられ、元のぢばは世界創め出しの理であるから、道にも世界にも同じ理が働く、と教えられます。又世界中から、よう尽くして下さったなあ、と、礼を言わす日も直に来る、と教えらます。 
神様は何をおっしやって下さるのか、どうでも神様の思惑に沿わせて頂きたいと願う誠の心を働かすなら、誰であろうとも、ふと胸の内に浮かばせて下さいます。 世界中にこれだけの道を一時に通す事は難しい事であって、味気ない事でもあるから、世界中の代表として選び抜いた皆々を元のぢばに引き寄せて、段々と人間本来の道を教え、聞き分けて運んだ皆々の誠の姿を、人が人として生かされる為の善きひながたとして世界中に写し出し、世界中は皆同じ実の兄弟であって、同じ兄弟なら皆々同じ道を運ばなければならないという兄弟一つの理を働かせて、世界中に同じ道を通す事により世界救けると教えて下さいます。 
よく考えてみれば、何時の時でも、もう自分の力ではどうにもならないという絶望の淵に落ち、最後の頼みの綱として、せめて神様の思惑にだけは従わせて頂きたいと願う誠の心の目覚めに因り、どうする事も出来なかった困難な道が開けるという、ぎりぎりの処からの大逆転の守護、ロマン溢れる心暖かい守護をして下さいます。
何処までも暖かい神様の御心を知って涙を覚え、心底から神様を信じ切って、神様に沿い切らせて頂く事が私達のつとめです。
これまでの道に置いては、素直に神様の話を聞き分ける事が出来ない残念の理によって、忌まわしい世界大戦を防ぐ事は出来ませんでした。未だ未だ世界の火種は治まったわけでなく、このまま行くならもっともっと恐ろしい破滅の道が待って居るという現実を知らなければなりません。私達が速やかに心を改めて神様の思惑通りの道を運ぶ理によって、神様が世界救けの為に勇み出て下さる事が出来ると教えられるのですから、一日も早くひながた通りの道を運ばせて頂きたいと願い出る誠の理が、たった一つの世界救けの理になるであって、世界中の兄弟の為に尽くした理によって結構な末代の理が治まるという事に成ります。又世界から礼を言われる日が直に来る、と教えられるのも分かります。救ける模様ばかり思われる神様を軽くする心には、心通りの破滅の道が待って居るという事をしっかりと自覚して、今一時の処は、身を捨てて道の為世界の為に尽くすより他は有りません」

めん/\前々一名二名というものは、さあ/\残念々々と言うまでや。 さあ/\これまでは残念々々と言うて通った。 さあ/\話は伝えてくれと。

(めん/\に真実誠の道を知らす為の台として、前々に一名二名というものは神の思惑通りの道を生涯変わらぬ一つの心で運んだが、その後に続く者が無いのが、さあ/\残念々々と言うまでや。

さあ/\これまでは、多くの者が神の思惑通りの道を運ぶ事が出来なかったから、何も知らない世界中を救けてやる事は出来ず、残念々々と言うて通ったのやで。

なれど、何時までも神の話を聞き分けて運ぶ事が出来なければ、さあ/\誰も皆人として生き永らえる事も出来ないという話だけは、皆々に伝えてくれと言うのや。)

残念々々と言うて通った処、百十五才と聞いた事もあったが、九十年々々々で不足々々々々と言うて居る/\。 早く見にゃならん。

(速やかに神の話を聞き分けられない残念の理によって、一寸先も通れない世界中の運命を改めてやる事も出来ないから残念々々と言うて通った処であり、速やかに聞き分けて運ぶ誠の心さえ治まれば、皆百十五才定命と定め置くという話を聞いた事もあったであろうが、差し迫った世界を救ける為には、どうでもこうでも皆々の心の成人を急がなければならないという理によって、止む無く、真実誠の教祖を九十年々々々で引き取らなければならず、皆々の道の遅れによって、やの命が二十五年不足々々々々になってしまったと言うて居る/\であろう。

そのような残念の理を果たそうとする誠の道を、一日も早く見にゃならんと言うのやで。) 

存命十分いかなる一つの残念々々々々、さあ/\残念々々々々、早く聞き取れ。 いずれならんであろう。 存命の道は、さあ/\世界はどんな事もあった。 世界の処どんな仇の者も出来た/\。

(教祖存命中の道は、道の為世界の為、皆々の為にも十分の道であるから、いかなる者も同じ道を運んで、何時何時までも結構に連れて通して貰わなければならないという必然的な理であるが、それを速やかに聞き分ける事が出来ないという一つの残念々々々々の理は、さあ/\何より残念々々々々という事を、一日も早く聞き取れと言うのや。

たとえ今は聞き分けて運ぶ事が出来なくても、人として生かされる為には、いずれ無理にでも、年限と共に大きく成る苦しみの道を運ばねばならんであろう。

教祖存命中の道はたった一つの世界救けの道であるが、速やかに聞き分けて運ぶ事が出来なかった残念の理によって、さあ/\世界にはどんな恐ろしい事もあったであろう。

皆々の積み上げた残念の理によって、世界の処にはどんな仇の者も出来た/\と言うのやで。)

一つの道仇ばかしやない。 喜ぶ者があるので、仇が出来た。 さあ/\一つの道、こうのうの者見るのも道、仇と見る者も心捨てゝくれねばならん。 一つの理は忘れてくれな/\/\。

(なれどそのような恐ろしい果たし一つの道にては、仇ばかしがどうこうと言うのやないで。

我が身勝手な欲の心や、互いに争い合う理によって自分自身が破滅してしまう事に気付き、互いに救け合う理によって皆々が共に助かる事を知って喜ぶ者があるので、それを身に染みて知らせる為の仇が出来たのやで。

さあ/\どのような事をしても世界一列を救けようとする一つの道であって、その為のこうのうの者を見るのも道であり、仇と見る者も道の為であるから、自分の思いに沿わないからといって、他人を恨む心や、妬み嫉みの心を捨てゝくれねばならんで。

互い救け合いの心を持つ者だけが暮らす澄み切った神の世界に改めて、一列平等の世界に改める為の神一条の道であるという一つの理だけは、何時までも何時までも忘れてくれるなよ/\/\。)

刻限と言うまでの話、一つの理を聞けば、前に一つの話してくれ。 さあ/\忘れはしようまい/\。 

(末代までも皆々が安心安全に暮らす神の一列支配の世界に改める為の刻限と言うまでの話であるが、先ず一人先に立って胸の掃除の道を運ぶ誠の理によって、山のような悪因縁が払われて結構な先々の理が治まり、世界も共に救けられるという一つの理を聞けば、前々に教祖が運んだひながたの道こそ、人が人として生かされる為のたった一つの道であるという一つの話だけは、しっかりとしてくれるよう。

さあ/\教祖ひながたの道は、言葉に現わす事も出来ない長い苦しみの道の中を、堪えて貫いた真実誠の神一条の道であるという事だけは誰も忘れはしようまい/\。)

長らえての年限、幾年々々、さあ/\忘れはしようまい/\/\。 艱難苦労の道を通してある。

(長らえての年限の道の中を、何時何時変わらぬ心で幾年々々も貫いた精神だけは、さあ/\誰も忘れはしようまい/\/\。

その原因というは、皆々に真実誠の神の道を知らす為に運んだのであって、何時までも人間の事情を持って運び続けるなら、誰もが皆五十年もの長い苦しみの道を運ばなければならないという事を知らす為に、あれ程の艱難苦労の道を通してあるのやで。)

又々話をする年限の道見て思やんしてくれ。  頼む。

(又々話をするなら、五十年にも及ぶ長い年限の苦しみの道を見て、心の弱い人間が堪えて通り抜けられる筈は無く、止む無く、牛馬となって生まれ変わり、末代の果たしの道を運ばなければならないという事に成るのやから、そのような愚かな人間思案を速やかに捨てて、一日も早く神の思惑通りの道を満足たんのうして運ぶ理が、最も安心安全であるという事をよう思やんしてくれと言うのや。

それより他に皆々を救ける理は無いのやから、どうでも頼むと言うのやで。)

一時あり長らえて理を思い、長らえて一つの道を通る。 話聞く一つの理が分かり、皆分かり無い。

(濁り切った胸の掃除の為の一時の苦労艱難の道がありてこそ、永らえて生かされるという結構な理を思い、長らえて満足たんのう尽くす一つの道を通るのやで。

又速やかに神の話を聞く一つの理によって真実の理が分かりても、自ら求めて苦労艱難の道を運ぼうとする誠の精神が定まらなければ、真実誠の救け道は始まらないという事が皆分かり無いのや。)

皆一時一つの理始め掛け。 一年前の理を失うて了うたような日もあった。 理と理と迫る。 いかなる者もあろうまい。

(たった一つの神の救け道は、皆々が胸の掃除の為の一時の苦労艱難の道を運ばせて貰おうと定める一つの理によって、始め掛けるのやで。

そのような澄み切った精神を定められない理によって、結構な先々の理は治まらず、折角尽くし運んだ一年前の理を失うて了うたような日もあったのや。

そうはさせまいとする理と、そのような残念の心を速やかに改めてやろうとする理と、速やかに救けて頂きたいと願う皆々の真実が迫るのやで。

誰もが皆、自分だけが苦しまなければならないように思うであろうか、道は皆同じ理であって、いかなる者もあろうまい。)

表は大工や、裏鍛冶屋、この理聞き分けてくれねばならん/\/\。

道の為世界の為に尽くそうとして、何もかも捨てて陰から尽くした理は、神の働き同様の理であるから表の理であり、表の理は大工やが、人々の先に立ち、人間の理を持って生涯尽くした理は裏の理であって鍛冶屋であり、この理をよう聞き分けてくれねばならん/\/\と言うのや。

長らえての道の理、さあ/\一つの理を楽しめば一つの理、さあ/\たった一つの理を、一年あとには一つの理を忘れて了うたようなものや。

(生涯変わらぬ一つの心が長らえての道の理であり、さあ/\何処まで行っても人間の思うように成らない真実誠の神の救け道の中を、何時何時変わらぬ一つの心で満足たんのう治めて運ぶという一つの理を楽しめば、思ってもみないような結構な末代の理が治まるという一つの理であるが、さあ/\それだけのたった一つの理を速やかに聞き分けて実践する事が出来ないから、一年あとには、折角尽くし運んだ一つの理を忘れて了うたようなものに成るのや。)

又たった一つの理が忘れられん/\/\/\。

(又速やかに聞き分けて実践するなら、何時何時までも失う事の無い結構な理が治まって、たった一つの理が忘れられん/\/\/\という事に成るのやで。)

この世初め、一つに成ったら大層と思えば大層、一つの理もさあ/\をやと見れば、どんな事も逆われようまい/\/\。  をやと見れば、どんな事も背けようまい/\。 又々理を以て話掛ける/\/\。

(苦しみも楽しみも共に分け合って、共に楽しみたいと思い付いて創め掛けた理がこの世の初めであるから、神の心と人間の心が一つに成ったらどんな中も結構に通り抜けられるが、大層と思えば大層な事に成るのであり、どんな中も結構に連れて通してやりたいと思う一つの理も、皆々の心一つで大きく変わるのやから、さあ/\真実誠のをやの思惑と見れば、どんな事も逆われようまい/\/\と言うのや。

末代までも見通して諭すをやの話と見れば、どんな事も背けようまい/\と言うのや。

後々の話は、又々治まるべき時旬の理を以て話し掛ける/\/\と言うて置く。)




明治二十一年十二月二十五日(陰暦十一月二十三日)午前一時三十分
刻限御話
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さあ/\/\/\又々話掛ける/\/\。さあ/\話掛ける/\/\。どういう事を話掛ける/\。さあ/\大きな話掛ける。さあ/\心鎮まりていつの/\、今の今の、さあ/\流儀々々、さあ/\何の流儀/\/\、さあ/\前々以てどういう事も話掛ける/\、どういう事を話掛ける。さあ/\世界中の理、大きな一つの理を知らそ/\/\。これまでという、何処の何処其処にどういう理がある。どういう事も知らそ/\。これまでというは、いずれの国なら/\、さあ/\よう/\の道なら、ほんに成程という。世界いずれの国の事なら、どういう事も知らそ/\。さあ/\/\国の中のその中や。さあ/\幾重の中その中分かる者もある、分からん者もある。多くの理を知らそう/\。いつの事やと思うなよ。長くの年限なれば、退屈をしたであろう。長くの中にも思やん一つの理を見よ。さあ/\国のためやと言うて尽す者もある、どういう事も思うて尽す者もある。さあ/\明けるが早いか、見るが早いか、世界の一つの理を知らす。今までは今という今、その早い事を見よ。さあ/\、今まではさあ/\、一日の日がある/\と知らしたる処、年明けたら、えらい関がある。越すに越せんというえらい関は、越すに越せんのその関は、皆んなの心で皆一つに皆寄せて越す。さあ/\後も言う、先の事も言う。さあ/\年が明けたらいつの月とも、これ知れん/\。年が明けたら一日の日がある/\。さあさあいかなる事も皆寄せる/\/\。さあ/\やしきが狭い/\/\。拡げようやないか/\。あちらへ差し掛け、こちらへ差し掛け/\/\/\、幾重の道や。あちらの道を拡げ、こちらの道を拡げ、いつ/\までも楽しみ、一つの理を見よ。年の明けるのを待ち兼ねる/\/\。たった一つの理を知らす/\/\。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さあ/\/\/\又々話掛ける/\/\。
さあ/\話掛ける/\/\。
どういう事を話掛ける/\。
さあ/\大きな話掛ける。

(さあ/\/\/\又々大切な事を話し掛ける/\/\で。
さあ/\速やかに聞き分けて運ばなければ、誰も皆通るに通れない重大な理を話し掛ける/\/\と言うのや。
具体的には、どういう事を話し掛ける/\かと思うであろう。

さあ/\次から次へと押し寄せる文明の荒波に飲み込まれて人々の心は大きく変わり、長い心を忘れて、後先を考えない天然資源の乱開発や現状変更などを重ねる事により母なる自然との調和を狂わせ、天理になじむ事を知らない短絡的な人間の文化の研究勉学にいそしみ、様々な権力闘争や知的財産の獲得競争に明け暮れて、権力や知力や武力が横行する危険な社会を作り出し、そこから生まれた一部の特権階級を死守する為の、大量の殺人兵器や超支配的・攻撃的な軍隊を拵えて世界中に飛び火させ、又他国からの関与を恐れる余りに、幾つもの地球を破壊する程の膨大な量の科学兵器や先進的な兵器の開発をして装備し、それに対抗する為の開発競争の嵐が世界中で巻き起こり、何時この世が崩壊してもおかしくない状態になって居るが、本来なら、何より先に人を救けようとする誠の理によって我が身が立つという共存共栄の天理を無きものにし、人が人としてより安心安全に生き抜く為には、何事も神の思惑に従わなければならないというただ一つの理を軽んじる事によって、人々の心は救けたいばかりの真実誠の神の思惑から遠く離れて居るが、そのようにして日一日と破滅に向かう世界中の心を、速やかに洗い切って、心のゆとりあふれる安心安全な神の世界を通してやる為の、大きな順序の理を話し掛けると言うのや。)

さあ/\心鎮まりていつの/\、今の今の、さあ/\流儀々々、さあ/\何の流儀/\/\、さあ/\前々以てどういう事も話掛ける/\、どういう事を話掛ける。
さあ/\世界中の理、大きな一つの理を知らそ/\/\。

〈さあ/\自分達の思い通りに世の中を支配しようとする悪しき心が鎮まりて、真の世界平和が訪れるのはいつの/\事かと思うであろうが、皆々の心に澄み切った真実さえ定まれば今の今の直ぐの事であって、さあ/\その為の流儀々々〈信仰のしかた、道の運び方〉次第だと言うのであり、さあ/\何の流儀/\/\かと言うなら、さあ/\前々の教祖ひながたの道を以てどういう事も治まると話し掛ける/\のであるが、人間からしてみれば、そのような事で世界が治まるとは容易に思えず、神様は一体どういう事を話し掛けて下さるかと思うであろう。
さあ/\皆々が自ら求めて胸の掃除の道を運ぼうとする誠の理を受け取って、どうにもならなくなった世界中の悪理を速やかに片付け、安心安全な神の世界に改めるという、大きな一つの理を知らそ/\/\と言うているのや。)

これまでという、何処の何処其処にどういう理がある。
どういう事も知らそ/\。
これまでというは、いずれの国なら/\、さあ/\よう/\の道なら、ほんに成程という。

(これまでというは、世界中を巻き込んだ大きな戦争や、一部の独裁体制を貫く為の無慈悲な粛清や強奪に明け暮れていたが、何処の何処其処にどういう理〈なぜそのような悲惨な事が起きるかという元の理〉があるかという事は、誰も分からなかったであろう。
どのような理も速やかに聞き分けようとする力があるなら、どういう事も知らそ/\と言うのや。

これまでというは、いずれの国の事なら/\その苦しみや痛みは他の者には分からず、解決法さえ分からなかったが、さあ/\互い救け合いの澄み切った心に改める為のよう/\の道なら、皆々の誠を受け取って、思い通りの世界に成るよう神が働くから、ごく自然に悪は成り立たなくなるのであって、ほんに成程、神様が連れて通して下さる道は何処まで行っても結構に通り抜けられるのやなあ、という事が分かるように成るのやで。)

世界いずれの国の事なら、どういう事も知らそ/\。
さあ/\/\国の中のその中や。
さあ/\幾重の中その中分かる者もある、分からん者もある。
多くの理を知らそう/\。
いつの事やと思うなよ。

(世界のいずれの国の事なら他人事のようにしか思えないであろうが、そのような恐ろしい道を回避して結構な神の世界に改める為の、どういう事も知らそ/\と言うのや。
さあ/\/\それぞれが日々暮らす国の中の事であって、何もしなければ、その中でいずれ起きて来る恐ろしい事やで。
さあ/\幾重の間違いを重ねる人間の道の中の、その中の悪しき心をすっきり片付ける為の神の道であるという事を、分かる者もあるが分からん者もあるのや。
どんな事も教えて頂きたいと真に思うなら、もっともっと多くの理を知らそう/\と言うのやで。
本当にそんな事が起きるのかなあ、起きるとしたら何時の事やろうか等と、他人事のように思うなよ。)

長くの年限なれば、退屈をしたであろう。
長くの中にも思やん一つの理を見よ。
さあ/\国のためやと言うて尽す者もある、どういう事も思うて尽す者もある。
さあ/\明けるが早いか、見るが早いか、世界の一つの理を知らす。  

(悪しき心も善き心もしっかり受け取って、大きく返しをする為の長くの年限の道なれば、何時までも続く子供だましのような道に退屈をしたであろう。
同じ長くの道の中にも、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする誠の思やん一つによって、世界が救けられるという一つの理を見よ。
さあ/\人の為や道の為やと言うて尽す者もあるが、これまで積み重ねて来た山のような親不孝因縁を果たさせて頂きたいと思いつめ、末代までも身と心を供えさせて頂く理によって道の路銀とさせて頂き、それによって神様の思惑通りの道の実現の為に尽くさせて頂きたい、神様さえよければ自分の事はどうでもいいというように、どういう事も思うて尽す者もあるのや。
さあ/\そのような誠の理を受け取って神が働く事により、今の仮の道という大きな時旬の理が明けるが早いか、怖い恐ろしい大掃除の道の始まりを見るが早いか、神の思惑に従わなければ誰も皆人として生き永らえる事は出来ないという、世界治まりの一つの理を知らすのやで。)

今までは今という今、その早い事を見よ。
さあ/\、今まではさあ/\、一日の日がある/\と知らしたる処、年明けたら、えらい関がある。
越すに越せんというえらい関は、越すに越せんのその関は、皆んなの心で皆一つに皆寄せて越す。

(今までは、皆々の真の心を十分に表して、しっかりと受け取る為の心次第の自由な道であったが、今という今はもう十分に受け取った処であるから、明らか鮮やかな返しの道を始め掛けたら、その早い事を見よ。

さあ/\、今まではどのような事をしていても命ある限りは通れたが、さあ/\これから先は、何事も神の思惑通りに治めるという一日の日がある/\と知らしたる処であって、今の仮の道という大きな年限の理が明けたら、神の思惑に沿う事の出来ない濁り心の者は、すっきりと片付けられてしまうというえらい関があるのやで。

濁り心では越すに越せんというえらい関は、これから先は神の思惑通りに運ばなければ誰も通れないと知らす為の関であって、このままでは越すに越せんと知らす為のその関は、皆んなの心一つで通るのであって、どんな事も皆神の思惑通りに運ぼうとする誠一つに治まるよう、皆で心を寄せ合って越すのやで。)

さあ/\後も言う、先の事も言う。
さあ/\年が明けたらいつの月とも、これ知れん/\。
年が明けたら一日の日がある/\。
さあさあいかなる事も皆寄せる/\/\。

(さあ/\直ぐ後の道の事も言うが、もっと先の道の事も言うで。
さあ/\年〈仮の道という今の大きな時旬の理〉が明けたら、いつの月とも、これ知れん/\で。

・・・〈仮の道が明けたら、最終的な世界救けの道である処の本道に掛かって下さるが、滞りなく本道を完成させる為の、新しい一年の理を創め掛けて下さる。
一年は一月から十二月までで成り立つ順序の理であるが、その中の月は、一つ一つ区切りを付けて働いて下さる時旬の理であって、その中の、どういう月の理を以て創め掛けるか分からんで、と教えて下さるが、それは私達の心次第であると同時に、今までのような生ぬるい道では無いから、これが最後のチャンスだという、しっかりとした覚悟を持って掛かるよう、うながして下さる〉・・・

年が明けたら一日の日〈神様の思惑に沿えない勝手心、本道の邪魔になる濁り心を、この世からすっきりと片付ける一日の日〉がある/\と言うのや。
さあさあいかなる事も皆事前に教えて置いて、多くの澄み切った心を寄せる/\/\と言うのや。)

さあ/\やしきが狭い/\/\。
拡げようやないか/\。
あちらへ差し掛け、こちらへ差し掛け/\/\/\、幾重の道や。
あちらの道を拡げ、こちらの道を拡げ、いつ/\までも楽しみ、一つの理を見よ。
年の明けるのを待ち兼ねる/\/\。
たった一つの理を知らす/\/\。

(さあ/\多くの澄み切った心が寄るなら、やしきが狭い/\/\という事に成るであろう。
狭くなったら拡げようやないか/\。
あちらへ差し掛け〈真実誠の神様の道を上からかざして、皆々を神の道に寄り掛からせ〉、こちらへ差し掛け/\/\/\、幾重の道〈何度も重ねて教え導く道〉や。
神が表へ現れて、あちらの道を拡げ、こちらの道を拡げ、いつ/\までも続く永い楽しみの道を創め掛けるという、一つの理を見よ。
それを急ぎたい為に、年の明ける〈神様が自由自在に働いて下さる事の出来ない今の仮の道が終って、立て板に水のような、容赦無き世直しの道が創まる〉のを待ち兼ねる/\/\と言うのやで。
世界治める為の、たった一つの順序の理を知らす/\/\と言うのや。)




明治二十一年十二月二十五日(陰暦十一月二十三日)午前二時
刻限
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さあ/\話々、さあ/\たった一言の話/\/\。さあ/\一言話て置かねばならん/\。日々の処々、さあ/\急く処/\、さあ/\世界から急く処、これまでは多くの処あちらからもこちらからも、どういう事も皆、どうでも話一つの理を扱い来たる処、一日の日、まあ何人月々皆んな扱い来たる処、月々更わり、年々更わり、扱い皆んな扱い来たる処、存命中、さあ/\月々更わり、年々更わり、この話/\。さあ/\存命中々々々々々々、日々に急ぐ処仕事場々々々という。皆んなさしづどうでもこうでも、年限通り来たる処、今一時どう成ろうが、こう成ろうがと思うた日もあった。皆んな一時に寄せて、むん/\/\/\と言うた日もあった。そこで真実々々々々と言うて、一つの理を。さあ/\疑いもあろうまい/\。さあ/\、年限々々も、これに不足も、これあろうまい/\、疑いもあろうまい/\/\。中には半分々々々々という者もあろう。席々という、話掛けるも席、真実定めたるも席、真実定めたるも席。人間心もあろうまい、人間心の道もあろうまい。心の理と年限の理と、一つの理分かる/\。いずれの話も伝え。一つ理世界の理、何でやろうと言う。成程天然自然の理と言う。今の処は結構やと言う。まあ一つの話、席より聞きた理があれば、存命々々の折から話、よう聞き分けねば分かろうまい。皆んな言うて通りた一日の日、席と改め。これ一つどんな理も外ずす外ずさんも一つ心、多く出て来る処、世界の処より出て来る処々話掛け。前々あちらに何人/\/\、さあ/\こちらから何百人/\/\出て来る処、又日々の処、扱う処、見分け聞き分けて扱うてくれるよう。年限は言わん、心一つの理。さあ/\万人来れば万人の心、日々の処多くの理、諭し難くい/\。万人の中の理突く息引く息、これを幾重の理より聞き分け/\/\。日々の処聞き分け/\/\。日々取次の理、話の理、月日一つの理を以て理を以て、綺麗な一つの理を以て道や。濁った者がえらい道、澄んだ者は細い/\道。たゞ引く息一つで鮮やかという。日々の処/\、綺麗な心心は、細い道/\/\、濁った者はえらい/\道。さあ/\/\月日席より一つの理をさしづする/\/\/\。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さあ/\話々、さあ/\たった一言の話/\/\。
さあ/\一言話て置かねばならん/\。

(さあ/\必ず聞き分けなければならない真実の話々、さあ/\神でなければ人の運命を変える事は出来ないのやから、末永く生かされる事も出来ない程心を濁らせてしまった人間を救う為には、神が勇んで救けをするだけの澄み切った真実を定めなければならないという、たった一言の話/\/\をするで。
さあ/\速やかに世界一列を救けたいばかりの真実誠の神の話を聞き分ける事が出来ないなら、心通りの理が働いて、誰も皆人として生き永らえる事は出来ないという事を、一言話して置かねばならん/\と言うのや。)

日々の処々、さあ/\急く処/\、さあ/\世界から急く処、これまでは多くの処あちらからもこちらからも、どういう事も皆、どうでも話一つの理を扱い来たる処、 一日の日、まあ何人月々皆んな扱い来たる処、月々更わり、年々更わり、扱い皆んな扱い来たる処、 存命中、さあ/\月々更わり、年々更わり、この話/\。

(皆々が暮らす日々の処々というは、さあ/\それぞれの運命を狂わす濁り心を速やかに洗い切って、素直に神に従う善きひながたとなり、道の為世界の為に尽くすようと急く処/\であるが、さあ/\その原因は、世界中から、どうか一日も早く争いの無い平和な世界が訪れるよう救けて頂きたい、と急く処を神が受け取って、これまでは何も知らずに暮らしていた多くの処から、その為の道の台となる者を善悪取り交ぜてあちらからもこちらからも引き寄せたという事であって、どういう事も皆世界中に写し出して、世界中に承知をさせる為であるから、道に尽くす理を善きも悪しきもしっかり受け取って、しっかりと返しをする事によって明らかな道の台とすると言うのであるが、今のこの短い仮の道の間に尽くした理によってそれぞれの末代の運命が定まってしまうというのやから、どうでもこうでも澄み切った真実を定めて道の為世界の為に尽くして貰いたい、という話一つの理を扱い来たる処であるのや。
神の思惑通りの世界救けの道を創め掛ける一日の日というは、まあまあの真実を定めた何人かの者が、定められた時旬の理である月々の道の中を、これからは何事もみんな神様の思惑通りに運ばせて頂きたいと定めて扱い来たる処から始まるのであって、今一時の自分達の都合を捨てて教え通りの道を第一に運ぼうとする月々の理によって濁り心が綺麗な心の理に変わり、変わらぬ一つの心を以て教え通りの道を運ぶ年々の理が世界に写れば、どうでもこうでも世界中が皆同じ道を運ばなければならないという鮮やかな理に変わり、真実誠の神の道の扱いを世界中の皆んなが扱い来たるように成るという処が、世界救ける為の天然自然順序の理であるが、一日も早くその日を迎える為には、先ず一人先に立って、教祖存命中同様の真実誠のひながたの道を運ぶ理が第一であり、それによって与えられる心試しの道の中の、何時何時変わらぬ誠を受け取って神が働く為の長い苦しみの道の中を、定められた年限の間満足たんのう貫いて運んでくれるなら、その誠を受け取って神が働き、さあ/\道の中の者は皆々同じ道を運ばなければならないという鮮やかな月々の理に変わり、多くの者が、変わらぬ一つの心を以てひながた通りの道を運ぶ年々の理が世界に写れば、同じ一胎一種から産まれ出した世界中は皆同じ実の兄弟であり、同じ兄弟なら皆々同じ道を運ばなければならないという鮮やかな兄弟一つの理が働く年々の理に更わり、素直に聞き分ける事が出来ない悪しき心は跡形無く片付けられ、残された者が皆同じ道を運ぶ事によって世界中の心が澄まされ、一列平等で、何処にも争いの無い安心安全な神の一列支配の世界に改まる、というこれだけの話/\であろう。)

さあ/\存命中々々々々々々、日々に急ぐ処仕事場々々々という。
皆んなさしづどうでもこうでも、年限通り来たる処、今一時どう成ろうが、こう成ろうがと思うた日もあった。皆んな一時に寄せて、むん/\/\/\と言うた日もあった。
そこで真実々々々々と言うて、一つの理を。
さあ/\疑いもあろうまい/\。

(さあ/\教祖存命中々々々々々々の胸の掃除の道が、末永く人として生かされる為のたった一つの救け道であって、それを一日も早く運んで心を澄まし、多くの者が、勇んで神の道を運ぶ姿を世界中に写し出すようと、日々に急ぐ処を真実誠の神の仕事場々々々というのや。
何事もみんなさしづ通りに運ばなければ通るに通れん日が来るから、どうでもこうでもひながたどおりの道を運んで澄み切った心に改めなければならないと言いながら、長い年限の道を通り来たる処であるが、速やかに聞き分けて運んでくれる者も無いので、今一時の道がどう成ろうがこう成ろうがやむを得ないと思った日もあったのや。
たった一つの救け話を素直に聞き分ける事が出来ない皆んなを一時に寄せて、どうしてやる事も出来ない苦々しさの余り、神の心はむん/\/\/\すると言うた日もあったのやで。
そこで、今直ぐにでも澄み切った真実々々々々を定めて教え通りの道を運ばなければ、逃れる事の出来ない恐ろしい事態が次々と起きて来ると言うて、そこを逃れさせたいばかりの一つの理を伝えて来たのや。
さあ/\この後のわずか数年後から、弱い国々を救けようとする日本を起因とした大きな戦争が、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦というように、次から次と起きて来たという現実を見ればどんな疑いもあろうまい/\。)

・・・〈世界の代表として道に引き寄せられた私達が、速やかに世界救けたいばかりの神様の話を素直に聞き分けられない理によって、心通りの理が働き、神様が世界救けの為に勇み出て下さる事は出来なくなり、それによって、強国の植民地となって苦しむ弱いアジアの国々を救けようとする日本が、強国相手に次から次へと宣戦布告する事になってしまったという事実を知り、神様が働いて下されば、そのような事態を引き起こす悪しき原因は一夜の間にも片付けて下さるという誠天の理を一日も早く認識し、その為には、私達の心一つに世界の運命が預けられているという事実をしっかり承知し、今まさに第三次世界大戦の危機が差し迫っている中、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、後で後悔しなくても良いように、今一時の自分達の都合は後回しにして、教え通りの道を第一に運ばせて頂く真実誠の神様の道具となり、世界導く善きひながたと成って、万能の神様の御働きを世界に示さなければなりません〉・・・

さあ/\、年限々々も、これに不足も、これあろうまい/\、疑いもあろうまい/\/\。
中には半分々々々々という者もあろう。
席々という、話掛けるも席、真実定めたるも席、真実定めたるも席。
人間心もあろうまい、人間心の道もあろうまい。

(さあ/\どのような事も神が働けばこそであり、非力な人間には何も出来ないのやから、道の為世界の為なれば尚々神を勇ます理が第一であるが、神を勇ます為には、何処まで行っても人間の思うように成らない神の救け道に満足たんのう尽くす理も当然であって、これに不足をする心も、これをあざ笑う心もあろうまい/\、これまでは、神を勇ませて働かす程の誠の心を出す事が出来なかったから、これ程までに世の中が詰まって来たという現実を見れば、何の疑いもあろうまい/\/\。
多くの中には、それだけの話を聞いても疑い心半分々々々々という者もあろう。
真実誠の神の思惑を伝える理を席々と言うが、聞き分けたさしづの理をそのまま速やかに話掛ける理も席であり、それを速やかに聞き分けて澄み切った真実を定めたるも席であって、道の為世界の為神様の為なら、大切な家族よりも何よりも道が大事というたぐいまれな真実を定めたるも席であるのや。
道の為世界の為神の為を思い、ふと心に浮かんだ思案なら、濁り切った人間心は何処にもあろうまい、澄んだ心に浮かぶ神の思惑なら、濁り切った人間心の道は何処にもあろうまいと言うのや。)

心の理と年限の理と、一つの理分かる/\。
いずれの話も伝え。
一つ理世界の理、何でやろうと言う。
成程天然自然の理と言う。
今の処は結構やと言う。

(道の為世界の為に尽くそうとする誠の心の理と、何時何時変わらぬ一つの心で尽くす年限の理と、それを受け取って返しをする時旬の理が来れば、素直な心を救けたいばかりの一つの理が分かる/\ように成るのやで。
素直な心を救けたいばかりの一つの理が分かるようになれば、いずれの難しい話も伝える事が出来るように成るのやで。
真実誠の神の思惑である一つ理は、速やかに世界中を救けてやりたいという真実誠の理ただ一つであるが、邪魔な濁り心を洗ってやる為の、何処まで行っても人間の思うように成らない苦しみの道ばかりが続けば、皆何でこんな事ばかり続くのやろうと言うであろう。
なれど、何処まで行っても人間の思うように成らない胸の掃除の道を満足たんのう治めて運ぶ理によって、段々と心が澄まされ、真実誠の神の思惑を段々と聞き分けられるように成り、どんな守護も喜んで受け取る事が出来るように成るのやから、成程の天然自然の理と言うのや。
今一時の処のわずかな苦しみの理に変えて、大きく先々を救けようとする道である事が分からないから、今の処は結構や〈私は未だ成人未熟でありますので、今の処はそのような苦しみの道を運ばせて頂く事が出来ません〉と言うのや。)

まあ一つの話、席より聞きた理があれば、存命々々の折から話、よう聞き分けねば分かろうまい。
皆んな言うて通りた一日の日、席と改め。
これ一つどんな理も外ずす外ずさんも一つ心、多く出て来る処、世界の処より出て来る処々話掛け。

(真に結構な道を運びたいと思うなら、まあまあの真実を定めてひながた通りの胸の掃除の道を運び、世界救けたいばかりの澄み切った神の思惑が心に治まるようになれば、思ってもみないような結構な末代の理が授かるという一つの話であり、席〈その為の天の道理を伝えて下さる理〉より聞きた理があれば、存命々々の折からの話〈世界救けの為の真実誠の道の台と成って尽くすべく、勇んでひながた通りの道を運ぶ事によって心を澄まして頂き、末永くその身を守り通す為の誠天の理を深く心に治めてこその道であるが、そうして一人先に立ち上がった理が、元のぢばの理によって世界中に写し出され、世界も同じ道を運ぶ事によって世界中が救けられ、世界の為に尽くしたこうのうの理によって、末代失う事の無い不思議な天のあたゑが授けられるという話〉ただ一つである事を、よう聞き分けねば分かろうまい。
道は教祖ひながたの道ただ一つであると、皆んなが口先だけで言うて通りて来た処がこれまでの一日の日であるが、これから先は、どんな事も席〈神様のさしづ通りに運ぶ理〉が第一であると改めるが善いで。
道はこれ一つ〈どんな事もさしづ通りに運ぼうとする誠の理ただ一つ〉であって、その為には、分かっても分からなくてもどんな理も受け取ろうとしてこそ道であり、理を外ずすも外ずさんも、どうでもこうでも神の思惑に従おうとする一つ心次第であるという事を、これから段々と多くの者が出て来る処や、世界中の処より出て来る多くの処々に話掛けるのやで。)

前々あちらに何人/\/\、さあ/\こちらから何百人/\/\出て来る処、又日々の処、扱う処、見分け聞き分けて扱うてくれるよう。

(前々から、一人先に立って教祖存命中同様のひながたの道を運び、澄み切った心に改めてくれさえすれば、その理があちらこちらへ写って、何人/\/\かの者が澄み切った真実を定め、さあ/\あちらこちらから何百人/\/\と澄み切った心を以て出て来る処の道であると伝えて居るが、その日を迎える為の真実誠の心定めの重大さ、又素直に神の思惑に沿おうとする日々のつとめの処や、教えられる誠天の理を重く扱う処を、十分に見分け聞き分けして扱うてくれるようと言うのや。)

年限は言わん、心一つの理。
さあ/\万人来れば万人の心、日々の処多くの理、諭し難くい/\。
万人の中の理突く息引く息、これを幾重の理より聞き分け/\/\。

(道に尽くした年限の理をどうこうとは言わんが、どうなろうともこうなろうとも道の為世界の為に尽くそうとする誠の心の一つの理は第一やで。
さあ/\万人が来れば万人の心の理があり、それぞれの心に合わせた日々のつとめの処や、定めて運ぶべき多くの理は様々であるから、諭し難くい/\と言うのや。
速やかに神が受け取って働く程の万人の中の真実誠の理というは、突く息〈どんな苦労も苦労と思わず、神様の思惑通りの道を突き進もうとする誠の精神〉と、引く息〈己の大事な心情を速やかに曲げて、無条件で神様の思惑通りの道を運ぼうとする誠の精神〉のみであるが、これを幾重の理より聞き分けるが善い/\/\と言うのや。)

日々の処聞き分け/\/\。
日々取次の理、話の理、月日一つの理を以て理を以て、綺麗な一つの理を以て道や。
濁った者がえらい道、澄んだ者は細い/\道。
たゞ引く息一つで鮮やかという。
日々の処/\、綺麗な心心は、細い道/\/\、濁った者はえらい/\道。
さあ/\/\月日席より一つの理をさしづする/\/\/\。

(神が勇んで働く日々の処というは、どれだけの大きな働きをしたかという事では無く、出来ても出来なくても、どうあろうとも道という理を貫き通した理であるという事を、しっかり聞き分け/\/\。
日々の道の取次の理というは、真実誠の神の話の理、速やかに世界一列を救けたいという月日一つの理を以て、速やかに聞き分けて実践する誠の理を以てこそ道であり、何もかも捨てて道の為世界の為に尽くそうとする綺麗な一つの理を以て道と言うのや。
心の濁った者がえらい道〈どうする事も出来ない末代の果たしの道〉を運ぶのであり、澄んだ心の者は細い/\道〈結構な末代の理を授けて頂く為の、通り難い細々の道〉を運ぶのやで。
なれど、たゞ引く息一つ〈どんな時も、無条件で神の思惑に従おうとする速やかな心一つ〉で、どんな中も鮮やかと言うのや。
神が受け取って頂く日々の処/\、世界に写し出すべき綺麗な心心というは、何処まで行っても人間の思うように成らない細い道/\/\を満足たんのう治めて通る理ただ一つであり、それを聞き分ける事の出来ない心の濁った者は、先々通るに通れないえらい/\道を通るのやで。
さあ/\/\真実誠の月日の思惑を知らす席より、速やかに聞き分けて運ばなければ、必ず後で後悔するという一つの理をさしづする/\/\/\。)




明治二十一年十二月二十五日 午後九時
刻限御話
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さあ/\余の儀で非ず。だん/\話も詰め、その場/\の理は立てど、先ずよう聞いて置け。心の理というは今日もあれば明日もある。心の理はどういう心の理、明日の心の理思え。どんな事もくど/\諭してある。理を思え。分かる分からんの理をよう聞け。一度の理が生涯の理と諭してある。何でもの理を運ぶは一日の理である。どうでもこうでも、さしづ話の理を通らんならん。幾度の理、二度三度の理も、これまで通りたであろう。忘れたら尋ねるは、いつ/\までも尋ねてはどんならん。聞かん間はそのまゝや。見ん間はそのまゝや。どういう事も知って居る、又どういう事も、思て居る事も皆知ってる。何よの事も一日々々の理に分かり来る。一寸の席に気分の悪いのも、暫くどういうものであろうという者は、何かの処暫くの処、随分々々々々の理控え十分心を控え、これまでの話を聞いて通るよう。やれ頼もしやという日もある。どういう事も聞き分けてくれるよう。一日の日はどういう事も分かる分からんの理はあれど、それで通りて来た。清水一つの理が頼り、暖味一つが頼り。速やか一つの理を、互い/\/\に教え合い/\/\。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さあ/\余の儀で非ず。だん/\話も詰め、その場/\の理は立てど、先ずよう聞いて置け。

(さあ/\これから創まる新しい神の一列支配の世界に置いて、末永く人として生かされる為には、何事も神のさしづ通りに運ばなければならないと言うのであって、それ以外の儀は無いで。
だん/\とそれだけの理を悟らせて胸に治めさせ、結構な末代の道を通させてやろうとする神の話も詰めて来た処であるが、その場/\の理は立てゝ聞いて居るようであれど、素直に教え通りの道を運ぼうとする固い精神が定まらないから神が受け取って働いてやる事は出来ず、何時まで経っても真実誠の救け道が始まらないという事を、先ずよう聞いて置けと言うのや。)

心の理というは今日もあれば明日もある。心の理はどういう心の理、明日の心の理思え。どんな事もくど/\諭してある。

(心の理というはころころと変わるものであって、今日改める理もあれば、明日改め直す理もあるのや。

神が受け取って働くだけの真実誠の心の理というは、どういう心の理であるかと言うなら、明日の心の理〈明るい未来を迎える為に尽くす誠の理であって、世界中が、一列平等で互い救け合いの心を以て支え合う事が出来るよう、真実誠の道の台と成って尽くす理〉である事を思え。

どんな力によってこの世界が創め掛けられたか、その原因は何か、世界の実情は元の原因に沿っているか、このまま行けば先々はどうなるか、追い詰められた世界を救う道はただ一つ、一人一人が、長い年限神の思惑に反して来たむほんの根をすっきりと洗い切り、喜んで神の教え通りの道を運ぶ理より他は無いと、どんな事もくど/\諭してあるのや。)

理を思え。分かる分からんの理をよう聞け。一度の理が生涯の理と諭してある。何でもの理を運ぶは一日の理である。どうでもこうでも、さしづ話の理を通らんならん。

(人間は皆神のかしものであって、心一つが我がものであり、心通りの守護をすると言うて創め掛けた理を思え。
己を捨てて道の為世界の為神の為に尽くそうとする親孝心次第で、どんな理も分かる分からんの理をよう聞き分け。
これからは何事も神様の思惑に沿わせて頂こうと定めた一度の理が、生涯の理に定まると諭してあるのや。
速やかに理を聞き分けて、これからは何でも神様のさしづ通りに運ばせて貰おうと定めて運ぶ生涯の理は、真実誠の神の道の始まりとなる一日の理であるのや。

どうでもこうでも結構な道を運ぼうとするなら、何事もさしづの話通りの理を通らんならんのやで。)

幾度の理、二度三度の理も、これまで通りたであろう。忘れたら尋ねるは、いつ/\までも尋ねてはどんならん。聞かん間はそのまゝや。見ん間はそのまゝや。どういう事も知って居る、又どういう事も、思て居る事も皆知ってる。

(濁り切った胸の掃除の為の真実誠のひながたの道より他に受け取る理は無いと伝えて来た幾度の理、何処まで行っても人間の思うように成らない苦しみの道によって、長い年限積み重ねた悪因縁を払わなければならないと伝えて来た二度三度の理も、これまで皆通りたであろう。
忘れたら尋ねるは誠なれど、いつ/\までも尋ねてばかりではどんならんで。
どれ程の道を通ろうと、素直に神の言う事を聞かん間はそのまゝや。
どれ程の者であろうと、自ら求めて神の教え通りの道を運んでみん間はそのまゝや。
神というは、人々の前世や前々世もどういう事も知って居る、又先々の運命もどういう事も知って居る、今思って居る事も、明日定める真実の理も皆知って居るのやで。)

何よの事も一日々々の理に分かり来る。一寸の席に気分の悪いのも、暫くどういうものであろうという者は、何かの処暫くの処、随分々々々々の理控え十分心を控え、これまでの話を聞いて通るよう。やれ頼もしやという日もある。どういう事も聞き分けてくれるよう。

(人間には見えない真実の理も分かる日が来るのであって、この世の創め出しから先々に至る何世の事も、これからは何事も神様の思惑通りに運ばせて頂こうと固く定めた一日々々の理によって、分かり来るのやで。
一寸やそっとではない重大な神の思惑を諭す席に気分の悪い〈心地よく素直に聞き分けられない〉のも、長い間神の思惑に沿えなかった親不幸因縁が邪魔をしているからであるが、又心地よく聞いたとしても、今しばらくの処はそれだけの理を速やかに実践する事が出来ず、どういうものであろうかというような疑い心半分の者は、何かの処も暫くの処も、随分々々々々の理〈はなはだしい思いや、派手な事〉を控え、十分に勝手心を控えて、これまでの話を忘れてはならない大切な理だと思って聞いて通るよう。
分かっても分からなくても一生懸命心に治めて通る誠によって、心通りに治まる日が来るのであり、やれ頼もしやという日もあるのや。
容易に理解出来ない難しい道だと思っても、どういう事も真実誠の救けの理だと思って聞き分けてくれるよう。)

一日の日はどういう事も分かる分からんの理はあれど、それで通りて来た。清水一つの理が頼り、暖味一つが頼り。速やか一つの理を、互い/\/\に教え合い/\/\。

(これからは、何事も神の思惑通りに運ばせて頂こうと定めた一日の日は、世界中に同じ心を治めさす為の真実誠のひながたと成るのやから、速やかに神の思惑通りの道を運ぶ事が出来るよう、澄み切った神の心を貸すと言うのであるが、神の心を貸し与えて貰っても、一時の処はどういう事も分かる分からんの理はあれど、朝に夕に神の思惑を尋ねさえすればふと心に浮かばすのであって、皆それで、貸し与えられた神の心と照らし合わせて真実を悟り取り、神の思惑通りの道を通りて来たのやで。
何時如何なる時も道の為世界の為に尽くそうとする清水一つの理が頼りであるが、一時の処は判然としない暖味一つの道の中から、真実を悟り取る誠が頼りに成るのやで。
速やかに神の思惑に従おうとする誠によって神の心を貸し与えられ、世界導く真実誠の道の台と成って尽くす事が出来るという一つの理を、互い/\/\に教え合い/\/\するのやで。)




明治二十一年十二月二十五日 午後十一時三十分
刻限御話
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さあ/\/\一寸々々長らえて/\、何の事とも分かろまい/\/\。ようこれを聞いてくれ/\/\。細い/\、長い/\/\、さあ/\だん/\一つ/\の説いたる話、たった一つ理、深き処の一つの理、浅い処の一つの理、さあ/\高い所にたった一つの理が分からん。どんな事もたった一つの理、低い所にも一つの理。難し事は言わん。たった一つ理、難し事は言わん。どんな事も一つの理、どんな者でも一つの理。さあ/\あちらが司や、こちらが司やと言うた処が、たった一つの理。さあ/\伝えてくれ。深き中の深い中、どれだけの中でも伝え一つの理、さあ/\世界は腹の立つのも、怒るのも、たった一つの理。さあ/\聞くなり直ぐに見える、たった一つの理。さあ/\皆々あちらへもこちらへも一つの理知らし、これが皆深い中や/\。一寸知らし置く。
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さあ/\/\一寸々々長らえて/\、何の事とも分かろまい/\/\。

(さあ/\一寸の油断も出来ない滅亡の淵にはまり込んだ人間世界を速やかと救ける為には、皆々が、皆々の濁り切った胸の掃除の為のほんの一寸の苦しみの道を、一寸の間運んで澄み切った心に改め、世界導く真実誠の道の台と成って尽くすより他は無いが、そうして世界救けの為に尽くしたこうのうの理によって末代失う事の無い不思議な天のあたゑを授けられ、永らえて/\楽しんでくれと言うのであるが、素直に神の話を聞き分けようとする誠が無ければ、何の事とも分かろまい/\/\。)

ようこれを聞いてくれ/\/\。

(例え分からなくても、後で後悔しない為にようこれを聞いてくれ/\/\と言うのや。)

細い/\、長い/\/\、さあ/\だん/\一つ/\の説いたる話、たった一つ理、深き処の一つの理、浅い処の一つの理、さあ/\高い所にたった一つの理が分からん。

(人々の運命を狂わす山のような悪因縁をすっきりと洗い切る為の細い/\苦しみの道〈余分な汚れを寄せ付けないきれいな道であって、長い年限の間積み重ねた悪因縁を洗い切る胸の掃除の道〉を、長い/\心を持って長い年限満足たんのう治めて運ぶ理によって、さあ/\段々と胸の掃除がされて結構な先々の理が治まるという事を一つ/\の天然自然順序の理を以て説いたる話であるが、何もかも神に任せて神の思惑通りに運びさえすれば恐れるものは何もないというたった一つの理を、一人でも多くの者が持ち運ぶ為にはどういう事をすべきかという深き処の一つの理が、義理や人情を第一に立てゝ持ち運ぶ浅い処の一つの理によって治まらないが、さあ/\その原因は、道の中の高い所の者に、何事も神の思惑通りに運ばなければ道に成らないというたった一つの理が分からんからやで。)

どんな事もたった一つの理、低い所にも一つの理。

(どんな事も神の思惑に沿おうとしなければ神が働けないというたった一つの理を、人間の理ばかり後生大事に持ち運ぶ高い処に押されて多くの者が実践出来ないから、そのような残念な道を改める事が出来ないのだが、そのような道を速やかに改める為には、決して高い処を恐れる事なく、神を信じて神のさしづ通りの道を貫こうとすれば、速やかに神が働いて低い所にも十分な理を働かすという一つの理が分からんからやで。)

難し事は言わん。

(神の理を第一に立てゝ運ぶなら速やかに神が働くと言うのであって、非力な人間の力でどうせいこうせいというような難しい事は言わんで。)

たった一つ理、難し事は言わん。

(人間の理に押される事無く神の思惑通りの道を運ぼうとすれば、どんな力もはねのけて安心安全に神が連れて通すというたった一つ理を諭すばかりであって、後先を心配しなければならないような難しい事は言わんで。)

どんな事も一つの理、どんな者でも一つの理。

(どんな事も神が働けばこその一つの理であり、素直に聞き分けて運ぶ誠さえあれば、どんな者でも明らか鮮やかな理を働かせてやろうという一つの理であるのや。)

さあ/\あちらが司や、こちらが司やと言うた処が、たった一つの理。

(さあ/\あちらが政府の役所や、こちらが国をつかさどる行政機関やと言うた処が、神が出て働けばどうする事も出来まいというたった一つの理であるのや。)

さあ/\伝えてくれ。

(さあ/\不可能という言葉は無い神の教えに従うなら、怖いものは何も無いという事を皆々に伝えてくれと言うのや。)

深き中の深い中、どれだけの中でも伝え一つの理、さあ/\世界は腹の立つのも、怒るのも、たった一つの理。

(深き道の中の深い中というは、どれだけの中でも真実誠の神の思惑を伝えようとする一つの理が最強であり、さあ/\世界は腹の立つのも、怒るのも、神がそのような残念な心を速やかに排除するだけの、澄み切った精神を出す事が出来ないからというたった一つの理であるのや。)

さあ/\聞くなり直ぐに見える、たった一つの理。

(さあ/\真実誠の神のさしづ通りの理を言うなり聞くなり、明らか鮮やかな神の働きが直ぐに見えるという、たった一つの理であるのや。)

さあ/\皆々あちらへもこちらへも一つの理知らし、これが皆深い中や/\。

(さあ/\皆々が、勇気を出してあちらへもこちらへも真実誠の神の思惑である一つの理を知らしてくれるなら、速やかに神が働いて神の思惑通りの道が治まるのであるが、これが皆深い道の中の深いつとめに成るのやで/\。)

一寸知らし置く。

(速やかに神が勇み出て働くだけの誠天の理を、一寸だけ知らし置くで。)
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